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自分育て

#17 仕事は大きく分けて3種類

ワーク、ビジネス、ジョブ

仕事には三つの種類があると考えています。
ここではあくまでも私の個人的見解として書き連ねます。

1.Work ワーク

このワークとは文字通り、「仕事」である。
仕事とは「何かの事象に仕える」ことだ。
では「何に仕えるのか?」
それは自分だけの「事」であり、
サンクチュアル(聖域)のようなものと考えてもらいたい。

自分が心から憧れる、愛するもの
そして、それに対して自分のギフト(才能)を育て、
活かして未来の人に喜んでもらうのが本来の「仕事」

「ライフワーク」という言葉があるが、
人生を通じて収入があってもなくてもやらずにはおれない、
収入には関係のない活動。

workwalkに似ているが、
人が自然に歩いていて、
連続した活動ののちに辿り着く場所があるとする。
その場所はどこであっても厭わない。
自然体で歩く「walk」ようにする活動の事をここでは「work(仕事)」とする。

ワーク(Work):自分自身の内なる呼び声に仕える活動と定義しています。
これは個人の情熱や使命感に基づいたものであり、
その過程で得られる内面的満足が最も重要です。
ワークは自己実現の過程であり、
経済的報酬を超えた価値を持つものとして位置付けられています。

2.ビジネス

ビジネスはbussinessと書くが、
bussy(忙しい)とness(そのもの)。
つまり水車のように活動している様子を意味する。
経済は流動していれば、破綻することはない。
どんな大きな会社も現金の動きが滞った時点で破産、倒産する。
ビジネスはその人にとって、
経済的に循環している様子と、
自身の物理的資産を効率よく運用、もしくは増やす活動とする。

ある程度、資産に余裕ができれば、
安心して自分のワークに取り組むために、
このビジネスを充実させたいのは当然で、資産運用もこのビジネスに当たる。

ビジネス(Business):経済的な循環と成長を促進する活動として捉えられています。
ここでは、個人が所有する物理的資産やスキルを効率的に運用し、
経済的な自立と安定を実現することが目指されています。
効率の良いビジネスは、個人の独立性を支える基盤として機能します。

3.ジョブ

自分の時間、スキルを切り売りして、その都度その都度収入を得る活動。
本来生きていく上で必要な金銭を得るための活動がジョブ。
だから、一部の大金持ちを除いて、
ほとんどの人がこのジョブに従事することになる。

例えば低賃金の代表とされるマック・ジョブ(マクドナルドに従事)も
高い収入の代表である医師も
突き詰めれば時給効率の高いか安いかの差である。
だからジョブという点で同じなのだ。

ジョブ(Job):生計を立てるために必要な労働活動。
ここでは、時間やスキルを「売る」ことで生活費を稼ぐことが強調されており、
社会的地位や収入の高低にかかわらず、
ほとんどの労働者が基本的にはこのカテゴリーに属しているとされます。

この見解は、それぞれの活動が個人の生活やキャリアにおいて、
どのような役割を果たすかを理解するための重要な洞察を提供しています。
ワーク、ビジネス、ジョブを区別することで、
個人は自分の目指す方向性をより明確にし、
それぞれの活動を通じて自己実現に向けた歩みを深めることができるのではないでしょうか。
また、これらの概念を理解することは、
自分のキャリアにおける選択肢を広げ、
より充実した人生を送るための基盤となるでしょう。

意識の違い

それではジョブとワークの違いは何だろう?
それは意識の違いであると考えます。

もし、マクドナルドで働いている人が将来、
自分もハンバーガーショップをやろうと目標を持って働いていたら、
それは単なるジョブではあるが、ワークの要素が含まれてくる。
何故なら、同じ作業でも自分ならこうする、
ここが無駄だ、
反対に為になる、などと意識を高く持って取り組めるからだ。

また、全くマックジョブとは違い崇高だと思われている弁護士の仕事も、
単に流れ作業のように従事していては、
大きな視野に立てばさほど変わらないジョブだ。
半世紀前なら、弁護士とマックジョブは雲泥の差があっただろうが、
これからは食べていけない弁護士や医師が沢山出てくると思われます。

ジョブからワークへの転換

多くの人がキャリアをスタートする際にはジョブに就きますが、
個人の成長やその過程で、
ジョブが徐々にワークへと変化することがあります。
この転換は、個人が仕事に対して持つ意識の変化や、
自分自身の情熱や目標に対する深い理解と密接に関連しています。

いずれは自分のワークを探し当てられるよう、
単に時給が高いとか、
待遇が良いだけの理由でジョブを選ばず、
自分の好きなジョブにつき、
意識を高く持って就労することが結果的にワークに辿り着く早道だと思うのです。

ただ、早道といっても、
どんな仕事からも吸収する意識で、学びと思ってやれば上達は早くなり、
意外な発見もあると思うのです。
60歳ぐらいの頃に自分のワークに辿り着いていればいいのではないでしょうか。