千里中央再開発

昭和40年の千里ニュータウン

~発展と期待の年~

前年、東京オリンピックが無事に終了し、日本全体が次なる目標に向かって動き出した昭和40年。千里ニュータウンも例外ではなく、万博開催に向けてさらに発展を遂げていきます。この年、青山台の入居が始まり、津雲台を超える高級住宅地として注目を集めるなど、街の変化が加速しました

昭和40年1月1日 新年の挨拶

この年、新たに青山台の入居が始まり、千里ニュータウンの発展は加速。
青山台は津雲台を超える高級住宅地として期待され、大阪の有名企業の社長や経営者層が続々と入居を決めました。

出生年別人口グラフ

現在では考えられないほどの勢いで増えていく人口。日本経済の右肩上がりの成長を象徴するかのような、活気あふれるデータが発表されました。

佐竹台 菩提池バス停前に時計台が設置

前年、高野台小学校横に服部時計店から寄贈された時計台に続き、この年は大和銀行が佐竹台に時計台を寄贈。総工費300万円。時刻を知らせる公共時計は当時、街の発展の象徴でもありました。

お笑い演芸会も開催

映画『やくざ判官』(主演:大川橋蔵)の上映とともに、お笑い演芸会が開催されました。出演者は以下の通り。

  • 漫談・司会:瀧アキラ
  • 漫才:古川一郎・二三子 / 市川歌志・泰子 / 三遊亭小円・木村榮子
  • 音楽ショー:モダン歌謡グループ
  • 奇術:松旭斉 天勝
  • 浪曲:富士 月子

当時の千里ニュータウンは、文化的イベントも活発に行われていたことが分かります。

野犬狩りの本格的実施へ

保健所と住民が話し合い、本格的な野犬狩りを推進することを決定。学童を対象にアンケートも行い、適切な方法で捕獲を進めるため、9名の動員を準備しました。

青山台住区に阪神百貨店が進出?

青山台が津雲台以上の高級住宅地となると見込まれ、阪神百貨店が進出する可能性が浮上。まだ阪急電車の延伸計画が定まらない中、藤白台の入居開始、青山台の開発進行により、将来的な阪急の延伸が確実視されていました。

当時の千里ニュータウンの玄関口は国鉄吹田駅からのバスが主流でしたが、阪急電車の終点が青山台方面に延びる可能性があり、商業施設の進出も活発化。この頃の百貨店建設候補地は、

  • 青山台マーケット(現:青山台近隣センター)
  • 青山台小学校とくちなし公園脇

の2ヶ所が挙げられていました。

藤白台マーケットがついにオープン!

これまで商業施設や銭湯がなかった藤白台に、4月10日、藤白台マーケットがオープン。入居開始からの待望の開業に、住民の期待が高まっていました。

大人気の「赤ちゃん屋」

千里ニュータウン5住区にあるマーケットの中で、特に活気があるのが津雲台の「赤ちゃん屋」。当時、津雲台だけでも2000戸に500人以上の赤ちゃんがいるとされ、育児用品を扱う同店は大人気。良品を安く販売していると評判で、連日賑わっていました。

万博開催が決定するも…吹田市は無関心?

5年後に控えた大阪万博。しかし、吹田市はまだ実感が湧いていない様子。

当時、千里ニュータウンの吹田側はまだ3住区のオープンを控えており、万博用地買収の進捗も不透明。大阪府知事・左藤義詮に対し、新聞は「吹田市の要人は万博計画に関与していない」と指摘。さらに「用地買収は2ヶ月もあれば十分!」と楽観的な知事の発言に対し、**「左藤大阪府知事は馬鹿殿様か?」**という辛辣な見出しの記事が掲載されました。

前年の大阪大学移転でも阪急グループに地上げをされた経緯がありながら、またも用地買収への認識が甘いのではないかと不安視されていました。

当時の路線図

千里ニュータウンにお笑い文化サークルが誕生

漫画トリオの横山ノックが発起人となり、「千里ニュータウンお笑いサークル」が誕生。不定期で定例会を開催することになりました。

第1回定例会の出演者一覧

  • 司会:融 紅蘭(とおる こうらん)
  • 漫才:漫画トリオ(横山ノック・フック・パンチ)
  • 自転車ジャグラー:スミス・勝見
  • 歌謡声帯模写:大久保 怜
  • 漫才:海原 小浜・お浜
  • 落語:桂 米朝
  • Wコント:ルーキー新一・平 参平

新聞には漫画トリオやルーキー新一が大きく取り上げられたものの、後に人間国宝となる桂米朝の紹介がほぼないのが、今となっては不思議に感じられます。

役人天国ニッポン? 監査が入る吹田市役所

千里ニュータウンの住民はついに3万人を突破。税収も右肩上がりとなる中、吹田市監査事務局が市の財政運営を精査することに。高額な公務員給与や不透明な契約が問題視され、吹田市の「役人天国ぶり」に批判が集まりました。

千里ニュータウンの人口推移(昭和40年5月10日現在)

入居が始まったばかりの青山台を含めた住民調査の結果、千里ニュータウンの総世帯数は8,888戸、住民は3万人を突破しました。

地区名世帯数男性女性合計人口
佐竹台1,6482,9242,8265,750
高野台2,1043,7133,7717,484
津雲台2,1203,6233,4717,094
古江台1,5552,5162,5915,107
藤白台1,4092,2002,2644,464
青山台5296726881,360
合計8,88815,07214,99530,067

ニュータウンの発展が、数字でも明らかになりました。

スーパーごとに倍違う!? 買い物価格のバラツキ問題

千里ニュータウンにはピーコックとオアシスという2つのスーパーがあるものの、それ以外は個人商店。そのため、同じ商品でも倍近く価格が違うことが判明し、新聞が**「奥様、買い物帳にメモを!」**と大見出しをつけて価格調査を実施しました。

北住区合同「団地まつり」開催!

古江台・藤白台が合同で「北住区団地まつり」を開催。まだ500世帯1,600人規模の地区でしたが、新たに青山台が加わったことで、北三住区は16,000人規模に。

開催概要

  • 日時:7月17日(盆踊りよりも早い時期に開催)
  • 場所:藤白台マーケット前および児童公園一帯
  • 催し物:演芸、ハワイアンバンド、大阪府音楽団
  • 協賛企業:サントリービール、アサヒビール、松下電器、日立電器、阪急電鉄、阪急バス、阪急百貨店、阪神百貨店、毎日新聞、毎日テレビ、大阪ガス、大和銀行、千里山タイムズ
  • 後援:大阪府、吹田市、開発センター

吹田警察署と団地まつり実行委員会を設置し、万全を期しての開催となりました。

  • 場所・・・藤白台マーケット前及児童公園付近一帯
  • 催し物・・演芸、ハワイアンバンド、大阪府音楽団
  • 協賛・・・サントリービール、アサヒビール、松下電器、日立電器、阪急電鉄、阪急バス、阪急百貨店、阪神百貨店、毎日新聞、毎日テレビ、大阪ガス、大和銀行、千里山タイムズ、藤白台:古江台ショッピングセンター
  • 後援・・・大阪府・吹田市・開発センター

吹田警察署と団地まつり実行委委員会を設置、万全を期して開催に臨むと記されている。

「ニュー千里プール」オープン!

ミリカプールの前身とも言える**「ニュー千里プール」**がオープン。

  • 料金
    • 平日:大人300円、子供150円
    • 土日祝:大人600円、子供300円

現在の物価から考えると、かなり高めの料金設定ですが、当時のニュータウン住民にとっては大きな楽しみの一つでした。

「青春のお通り」 千里ニュータウンでロケ

日活が青春映画のロケを千里ニュータウンで敢行!
主演の吉永小百合が津雲台で撮影。前年の「ある愛の詩」に続き、再び大阪での撮影となりました。

  • 新千里駅のホームを歩く吉永小百合を見て、サラリーマンが呆然とするシーン
  • 藤白台マーケットでのエンディング

この映画を見れば、当時の千里ニュータウンの雰囲気を知ることができます。(現在、Amazonプライムなどで視聴可能)

街灯がなかった街に、ついに常夜灯が!

千里ニュータウンは、昭和37年頃まで週3回の定期停電があり、夜は真っ暗だったそう。そのため、夜道を歩く人は提灯をぶら下げるのが普通だったとか…。

しかし、黒部ダムの完成により電力供給が安定し、この年ついに幹線道路に常夜灯が設置されました。

南吹田未来予想図 〜江坂の都市開発計画〜

千里ニュータウンの発展に伴い、吹田市は江坂を将来の中心地とする都市計画を発表

  • 当時は阪急千里線がメインの交通機関だったが、吹田市は**「将来的に阪急ではなく、地下鉄御堂筋線の終点・江坂が商業の中心になる」と予想**
  • 実際に発表された都市計画のイラストは、現在の江坂とほぼ一致

これほどの計画があったにも関わらず、千里中央方面への地下鉄延伸に大阪市が協力しなかったのは、今となっては疑問が残る…。

プロ野球選手張本ケンカで出場停止の喝を入れられる

スポーツ選手がケンカで謹慎。
この問題の張本勲氏、50年後テレビで他のスポーツ選手に喝を入れていたのかと思うと、
本人も本人だが、出演させるマスコミもマスコミ。

また、警察官が慰安旅行先で市民とケンカ。
酒が入っていたとは言え、スポーツ選手も警察官も大丈夫か?
また、それらに絡んだ市民もどうかしてるぞ。

銭湯で蛇騒動!?悪質な嫌がらせ事件

  • 古江台の銭湯で、**「脱衣所で服の中から蛇が出てきた」**と騒ぎに
  • しかし後に、悪質な嫌がらせと判明。

噂を流して銭湯の評判を落とそうとした男の狂言だった…。

謎のボヤ事件:未亡人宅に忍び寄る影

7月20日、古江台5丁目の府営住宅でボヤが発生。
驚くことに、この家ではわずか10日前にご主人が亡くなったばかり

  • ボヤ発生時、奥さんは外出中
  • 玄関の鍵はかかっていなかったが、奥さんは「確かに鍵をかけたはず」と証言。
  • 実は先日、3本ある鍵のうち1本が紛失。鍵交換を依頼していた矢先の出来事。

なんとも不穏な事件ですが、当時の新聞記事はこれを「若い未亡人の謎のボヤ」と、妙にセンセーショナルに報じていました。
野次馬的な視線で報道されるあたり、今なら問題になりそうな記事です…。

ニュータウン住民の家族構成調査

吹田市がニュータウン住民の家族構成を調査。

家族構成世帯数
三人家族3,353世帯
四人家族2,888世帯
二人家族2,418世帯
八人家族13世帯
九人家族1世帯

「2Kで9人家族はキツくないか?」と新聞もツッコミを入れていました。

新千里山駅で5日間の大盆踊り大会!

昭和40年の盆踊りは、ついに新千里山駅(現・南千里駅)で開催

開催概要

  • 日程:8月18日〜22日(5日間!)
  • 会場:新千里山駅前

演目(一部抜粋)

  • 初日:小笠原鈴子と斉藤マサオとその楽団
  • 2日目:「NHKのど自慢」合格者競演大会
  • 3日目:ちゃっきり娘 来演
  • 4日目:素人のど自慢大会(NHK上野山正男先生審査)
  • 最終日:タイヘイ洋子・仮芸コンクール・リズムカクテル

さらに、松下電器が協賛して**「100万ドルの夜景を撮ろう!」写真コンテスト**を開催。
ただし、「夜景撮影にフラッシュを使おう!」という初心者向けとは思えない企画に…。
(結果、フラッシュの光が当たった部分だけが白飛びした微妙な写真が続出)

参加者数は驚異の延べ3万人!

  • 最大で1日5,000人以上が参加。
  • 踊り手だけで2,800人超えという、まさにニュータウン最大規模のイベントに。
  • 庄内から77歳のおじいちゃんがのど自慢で3等入賞!(庄内→十三→淡路→新千里山というルートで来たらしい)

台風の接近で最終日の開催が危ぶまれましたが、無事フィナーレを迎えました。
マイケルジャクソンよりすごい気がするのは気のせいか?

ついに「野犬狩り」本格始動!

前年から住民と吹田保健所が協議していた野犬問題。
ついに、9月9日午後3時〜6時の3時間で一斉捕獲作戦を敢行!

これまで単発で捕獲してもせいぜい4〜5頭だったところ、今回は大規模な作戦を決行
結果は後ほど…。

「白い巨塔」発表! 医学界の封建制を暴く

この年、山崎豊子の傑作**「白い巨塔」**が発表されました。

  • 医学界の権力闘争をリアルに描き、衝撃を与える。
  • 2年前の「愛と死を見つめて」が純愛を描いたのに対し、真逆のドロドロ展開
  • 「判官贔屓」に乗じて組織の暗部を暴く山崎豊子節が炸裂。

これが後に何度もドラマ化・映画化される社会派小説の代表作になろうとは、当時はまだ誰も知らなかった…。

万博用地買収問題:吹田市と農民の対立

万博開催地は決定したものの、用地買収で農民と行政が大揉め

  • 農民側:「先祖代々の土地を手放すのは我が子を殺されるのと同じ」
  • 吹田市:「2ヶ月あれば買収は終わる!」と根拠のない自信。

実際、昭和39年のニュータウン開発で地上げ問題が起こっていたため、農民は「また騙されるのでは?」と警戒。
新聞も「農民の主張はもっとも」と報じるなど、行政への不信感が募る状況でした。

台風24号が直撃! 千里ニュータウンの被害

9月18日、台風24号が大阪を直撃し、ニュータウンでも大きな被害が発生。

  • 青山台:土砂崩れ
  • 古江台:屋根瓦が吹き飛ぶ
  • 高野台:電柱が傾く・街路樹が倒れる

特に街路樹は植えられたばかりの若木が多く、倒木が相次ぐ惨状に。

ニュータウンの幼稚園問題:「私立しかない! 高すぎる!」

小学校のパンク状態に続き、幼稚園不足が深刻化。

  • 北住区には私立幼稚園しかなく、入園費12,000円・月額4,000円!
  • 当時の平均月給4〜5万円に対し、今の感覚で言えば月額35,000円相当
  • 父兄は吹田市に「公立幼稚園を作ってくれ!」と懇願。

ニュータウンの発展を優先するあまり、教育環境は後回しにされている印象が拭えません。

野犬狩りの戦果は…57頭! だが、まだ240頭が残る

9月の大規模捕獲作戦に続き、11月29日に野犬57頭を捕獲

しかし、まだ推定240頭がうろついているという報告があり、住民の不安は続きます。

青少年問題が新聞の一面に! でも本気なの?

ある日の新聞一面に、「青少年問題は各家庭の子育て姿勢を正せ!」 という大きな見出しが掲載されました。

  • 市教育長、警察署長、青少年指導員が様々な意見を述べる。
  • 愛情と理解で青少年を見守ろう」と呼びかけるが、どこか上から目線。
  • これまでの行政の対応を見る限り、説得力がない…?

少年犯罪や非行が問題になりつつあったこの時代。
本当に青少年を守る気があるのか、単なるアピールなのか…? と疑問に思う市民も多かったようです。

小川宏ショー、千里ニュータウンで三元中継!

関西テレビの人気番組「小川宏ショー」が青山台近隣センターから生中継

出演者

  • 横山ノック(後に大阪府知事)
  • 庄司花江(当時の人気タレント)
  • 露木アナウンサー(当時の名司会者)
  • 梓みちよ(「こんにちは赤ちゃん」のヒットで有名)

番組内容

千里ニュータウンの住民を中心に、さまざまな人生模様を紹介

  • 地方から集団就職で大阪へ来て、結婚して団地に住むことになった夫婦
  • 団地入居が決まっていたのに、直前に不幸があり断念した人
  • 「華やかなニュータウンの生活」と「現実とのギャップ」を描く構成

笑いあり涙ありの内容で、ニュータウンの発展ぶりを全国に伝えました。

阪急北千里線、延伸工事がついに着工!

千里ニュータウンの発展に伴い、阪急電鉄が新千里山駅(現・南千里駅)からの延伸工事を発表。

  • 新千里山駅から3.4キロ先の「北千里山駅(仮称)」を建設
  • 工費18億円で翌年12月の完成を目指す

これにより、ますますニュータウンの交通利便性が向上する見込み。
当時はまだ「どこに駅ができるのか?」が確定しておらず、沿線の不動産価格も大きく変動していました。

千里ニュータウンにゴルフガーデン誕生!

現在も営業を続ける「千里ゴルフガーデン」が、昭和40年に正式なゴルフ練習場としてオープン

会員制度と料金(当時の価格)

  • 法人会員(無記名):15万円(50名限定)
  • 個人会員(記名式):3万円(100名限定)
  • 婦人会員(記名式):2.5万円(50名限定)

「庶民には手が届かない高級スポーツ」というイメージが強かったゴルフ。
しかし、ニュータウンの発展に伴い、富裕層や会社経営者の間で人気が高まっていきました

2025年現在でも普通の打球練習場とは違った雰囲気の千里ゴルフガーデン。なるほど、、、

野犬狩り 戦果57頭

9月に始まった野犬狩り。
なかなか捕獲が難しかったようだが、
11月29日に57頭捕獲の戦果が記事に。
可哀想な気もするが、これでもまだ240頭はうろついていると考えれば怖い気もする。

青山台の住宅格差:「お金の差が見た目に出る」

千里ニュータウンの中でも、青山台は津雲台以上の高級住宅地とされていました。

  • 大阪府営団地(低価格):予算削減で街路樹すらない
  • 分譲住宅(高価格):美しい庭園や景観整備が施される

道を見るだけで金持ちかどうか分かる」という住民の声も。
確かに殺風景。

ニュータウン住民の正月レジャー

当時の年末レジャーは、スキーと温泉旅行

  • 木曽駒高原・御嶽高原・藪原が人気。
  • 大阪から藪原まで急行で7時間30分
  • 1泊2日で5,000円=今の感覚で4〜5万円!

今と比べると、スキーはかなりの高級レジャーだったようです。

最後に

昭和40年の千里ニュータウンは、急速な発展とともに街の活気が一層増した一年でした。人口は3万人を超え、阪急北千里線の延伸が決定。百貨店進出の噂や商業施設の拡充、ゴルフ場の開設など、街の魅力が高まる一方、幼稚園不足や万博用地買収を巡る混乱など、新たな課題も浮上しました。

そんな中、映画『青春のお通り』の撮影で吉永小百合さんが訪れ、街は一気に華やぎました。新千里駅でのシーンではサラリーマンたちが呆然と見つめ、藤白台マーケットでのエンディング撮影には多くの見物人が押し寄せました。

急成長の中での熱狂と混乱——それでも千里ニュータウンは未来に向けて前進し続けていました。

次回は昭和41年でお会いしましょう!