高野台山林で火災6回
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高野台で連続6回の不審火が発生。日付は2月4日、3月7日、18日、4月2日、3日、21日。
中には松の木が真っ黒に焼ける被害も。新聞紙を丸めて火をつける手口から、放火の可能性が高い。目撃情報によると、火災発生前に子供がうろついていたという証言もあるが、決定的な証拠はなく、犯人特定は困難。
消防署は「大人がもっと見守る必要がある」と警告。
また、藤白台でも7アール(約210坪)の火災が発生。火の取り扱いには十分な注意が必要と呼びかけている。
PTA問題
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昭和20年代までは「父母と先生の会」と呼ばれていたPTA(ペアレンツ&ティーチャー・アソシエーション)が、形骸化していると問題視される。
本来は、家庭と学校が協力し、子供たちのより良い教育環境を作るための組織。しかし、今では「入らないといけない」「会費を払わないといけない」「運が悪いと役員にされる」と、親たちの負担になっているという。
ある親からは「お金で済むなら役員を辞退したい」という声まで上がる始末。
また、PTA役員が長年固定化され、教師との関係が悪化していることも問題に。
最近、教師への不信感が増しているのも、こうした背景があるのではないかと警鐘を鳴らしている。
交通戦争勃発
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全国で交通事故が急増し、もはや「戦争レベル」の事態に。
前年の交通事故死者数は14,000人、負傷者数は50万人を超え、社会問題化。
交通違反に青切符制度導入(7月1日より)
交通事故を減らすため、ついに違反者への罰金制度(青切符制)が導入されることに。
指定の期日までに罰金を支払わない場合は刑事手続きに移行し、有罪となれば前科がつく。
青切符対象の違反
- 25km未満のスピード違反
- 酒気帯び運転
- 標識無視 など
即逮捕対象の違反
- ひき逃げ
- 酒酔い運転
- 無免許運転
- 25km以上のスピード違反
また、中央環状線の本格工事が開始。昭和45年初めの開通を目指し、万博前に完成する見込み。
十勝沖地震発生(5月16日 午前9時48分)
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マグニチュード7.9の大地震が発生。北海道・東北地方を中心に大きな被害をもたらした。
気象庁は「十勝沖地震」と命名したが、実際の震源地は青森県八戸沖だったため、「三陸沖地震」とすべきではないかとの声も上がった。
被害状況を見ると、北海道の死者19名に対し、青森県では33名と、東北地方の被害がより大きかった。
この地震を受け、「竹見台や桃山台の高層住宅は大丈夫なのか?」という不安の声が上がる。
しかし、専門家によると「危険なのは高層住宅よりも、一般住宅の石垣やブロック塀」との指摘がある。
竹見台・青山台で十勝沖地震の義援金募る
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地震被害を受け、竹見台の住民有志が「十勝沖地震の被災者に義援金を送ろう」と活動を開始。
「自分たちもいつ地震に遭うか分からない。今こそ助け合うべき」という思いから、多くの住民が賛同。
その後、津雲台、青山台でも義援金活動が広がり、10日足らずで33万円が集まる。
ハシゴ車購入
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吹田市消防署が高層住宅の災害に備え、ついにハシゴ車を購入。
千里ニュータウンの高層住宅化が進む中、火災時の対応が懸念されていたが、ようやく対策が始まる。
カッパ大はしゃぎ!6月29日プール開き
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北千里プールがオープンし、「カッパ」たちが大はしゃぎ。
新聞は相変わらず水泳する人々を「カッパ」と表現するのが好きなようだ。
記事の隅には、北千里の駅前に植えられたソテツの写真が写り込んでいる。
これは「北千里が中途半端だ」との批判記事が出たため、急遽、熱帯植物を植えてイメージアップを図ったものらしい。新聞には「面目整う」とあるが、どう見ても付け焼き刃。
日本脳炎・三日麻疹・おたふく風邪のワクチン接種開始
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昭和41年に大阪で猛威を振るった日本脳炎。
感染シーズンを迎え、60歳以上の高齢者にも予防接種を呼びかける記事が掲載される。
日本脳炎の歴史
「日本脳炎」は明治3年に初めて報告されたため、この名がついたが、実際には東南アジア・南アジア全域で発生する病気。
かつては「人から人へ感染する」と考えられていたが、岡山の研究者が蚊を媒介とすることを突き止めたことで認識が変わった。
昭和40年代の日本脳炎の被害(大阪府のみ)
- 昭和40年 … 患者78名、死者41名
- 昭和41年 … 患者341名、死者213名(致死率62%)
- 昭和42年 … 患者143名、死者95名(致死率66%)
千里で初の実験接種
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大阪大学微生物病研究所が、三日麻疹(風疹)・おたふく風邪のワクチンを開発。
千里ニュータウンで全国初の実験接種が行われることに。
しかし、ネットや文献を調べても「大阪微研」「千里で初の接種」の記録が見当たらない。
本当なら誇るべき話のはずだが、なぜ記録が残っていないのか…。
ついで大阪大学微生物研究所が三日麻疹(風疹)とおたふく風邪のワクチン完成。
千里で初めて実験接種が始まった。
ただ、ネット、wikiなどで調べても「大阪微研」、「千里で初の摂取」が出てこない。
何故だ!本当なら名誉なことではないのか?
女性の美を追求
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「コットン」「下着」「ペーパー水着」など、女性向けのファッションや美容情報が連載形式で続々と掲載されるように。
昭和37・38年頃には全く見られなかったこの手の記事が、昭和40年の吉永小百合主演映画『青春のお通り』が紹介される頃から増え始め、今では毎回のように特集されるようになった。
若ハゲ注意!
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春には「ミスターピーコック」の流行ヘアスタイルが特集されたが、今回は「若ハゲ注意!」の記事が登場。
ヘアトニック、ビタミンH(聞き慣れない…)、アミノ酸、ネチンなどが髪に良いと紹介される。
また、「石鹸で髪を洗うのは厳禁。男もシャンプーを使え!」と訴え、さらにヘアトニックや育毛剤の使用を勧める。
明らかに「購買意欲を煽る記事」。これって、現代でいうステルスマーケティング(ステマ)では?
毎日シャンプーは危険?
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これまでの習慣では、夏場は2〜3日に1回、冬場は1週間に1回が普通だったが、最近は家風呂の普及で「毎日洗髪する派」が登場。
しかし、毎日洗うことで「髪が傷むのでは?」「抜け毛が増えるのでは?」と心配する声も。
そこで記事では、正しい洗髪法を指南。
- 洗髪前にブラッシングしてホコリを落とす
- しっかり髪を濡らしてからシャンプーをつける
- 仕上げにはリンスを忘れずに
- できればドライヤーで素早く乾燥を
このアドバイス、提供は「マックスファクター」。
やっぱりこれも広告記事なのか…?