2022年10月23日19時36分。
二十四節気の「霜降」に入りました。
初候「霜始降」
24個の節気の中の18番目「霜降」
72個の候の中の52番目「霜始降」
いよいよ秋最後の節気となりました。
何だか、少しもの寂しげな気分と、
過ごしやすくなった嬉しさとが混ざり合った
複雑な気分です。
人恋しくて、
誰かとゆっくり語り合いたくなります。
霜降 そうこう
今年の霜降は2022年10月23日、19時36分から
霜降とは朝晩の冷え込みが更に増し、
北国や山里では霜が降り始める頃。
露が霜に変わり、
秋最後の節気となり、
いよいよ冬の到来です。
霜始降 しもはじめてふる
初候の霜始降は10月23日から27日まで、
氷の結晶である霜が初めて降りる頃、
霜が降りると表現されるのは、
昔は朝、外を見たら庭や路が霜で真っ白になっていることから
雨や雪のように霜が空から降ってきたと考えられていたからです。
実際は露が結晶化していますが、
今でも霜が降りると表現します。
草木や実に付いた露が結晶化して霜になると、
草木や作物が枯れ始めます。
畑に残っている作物を無駄にしない為にも、
この霜降、霜始降までに収穫しなければなりません。
私の作品作りに置き換えると、
今年一年、目標にした作品を来年に持ち越さず、
仕上げられそうなものはしっかり仕上げ、
来年に持ち越しそうなものは来年にすることを決め、
ケジメをつけることを考えなければと思っています。
ここで、出来たのにできなかった事に対して、
「何故か?」を自分に問いかける事になります。
- もう少し良いものを仕上げるためのアイデアは出てきて、
時間が欲しくなったのか? - 別の制作が忙しく、後回しになったのか?
- 新たなアイデア、作品作りが出てきて、後回しになった?
- 大事でやりたいと思っていたけど、
漠然と手に付かず、出来なかった?
全て、きっちりと精査します。
この問いかけは、今年を内省する一大イベントです。
霜降=内省
これが今年の追い込み、
また来年の更なる飛躍に繋がるのです。
日々の反省をするのは、
眠りにつく前だと思います。
二十四節気七十二候を人の一日をに例えれば、
霜降は夕方6時頃になります。
何も考えずに過ごしていると、
夕方6時といえば、仕事が終わって、
さぁ飲みにいくぞー!なんて言うことも多いかと思います。
私も勤め人の頃はそうでした。
しかし、クリエイター生活をしていると、
普段から人と会うことはありませんし、
定期的に飲みに行くこともありません。
なので大抵、自然体でその日の仕事の出来不出来を考え、
もうひと頑張りするのか、
もしくは明日はこうしよう、ああしようと考えながら、
食事をしている事が多いです。
そして、もうひと頑張りとなっているのであれば、
食事はあっさりと済ませ頑張りますし、
明日頑張るのであれば、そのヒントをネットなどで情報収集します。
そして、明日の目標をある程度決めて眠る準備となります。
従って、この霜降の季節は、
まだ残っている今年の追い込みと来年の目標を見据える季節とも言えます。
ここで仕事が終わった!
飲みに行こう!
と言うような過ごし方をすると、
せっかく思いついたアイデアも、
もう少しで仕上がる作品も枯らしてしまう可能性があるのです。
もちろん、リラックスも大事なので、
飲みに行くことを否定してるわけでは無いですよ!
私もたまには行きますし、、、笑
それでは良き「霜降」「霜始降」を過ごしましょう。
次回は「霎時施」10月28日〜です。