自分育て

「水始涸 (みずはじめてかるる)」#70

2023年10月3日 、
秋4番目の節気「秋分」の
末候「水始涸 (みずはじめてかるる)」になりました。

24個の節気の中の19番目「秋分」
72個の候の中の57番目「水始涸 (みずはじめてかるる)」

※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。

「水始涸 (みずはじめてかるる)」

水始涸は、
秋も深まりを見せ、
湿気の多かった夏から、
次第に乾いていく様子を指します。

最近ではまだ台風が来ることもあるので安心はできませんが、
全般的に雨は少なくなり、
秋の行楽シーズン到来といった時期です。

各地で運動会などが開催され、
スポーツの季節といった雰囲気も見られます。

収穫

すっかり日照時間も短くなり、
台風シーズンも収まってきました。
これ以上無いくらい重く
タワワに実った稲、
その他多くの農作物の収穫の最盛期になります。

多くの生き物、
そして植物の活動が静かになっていきます。

山の川の水は、
すでに少なくなってきている場所もあり、
今年一年がフィナーレに近づいていることが伺えます。

今年、皆さんにとっての収穫はありましたか?

私は静かに考えているところです。

2020年から世界を騒がせたコロナ騒動も、
今年の春から落ち着きを見せ、
久しぶりに各地でお祭りや行楽で人がどっと押し寄せました。

だから、
余計に秋の静かになっていく様子が愛おしく思えます。

さて、
箕面の滝にでも出向いて、
祭りの後の静けさを感じながら、
自分の今年の実りについてぼんやり思いを巡らせたいと思います。

次回は2023年10月8日 22時16分、
秋5番目の節気「寒露」に入ります。
初候、「鴻雁来 (こうがんきたる)」です。