2023年3月10日
春三番目の節気「啓蟄」の
次候「桃始笑 (ももはじめてわらう)」になりました。
24個の節気の中の6番目「啓蟄」
72個の候の中の17番目「桃始笑 (ももはじめてわらう)」
※こちらの何番目という順序は古来の正月「冬至」を起点に考えております。
ご了承くださいませ。
「桃始笑 (ももはじめてわらう)」
桃の花が咲き始める頃、、、
花が咲くことを笑うと表現し、
「山笑う」は春の季語です。
桃の花は一つの箇所から
重なり合って咲き誇ります。
その為、木編に無数を表す「兆」と書きます。
兆という字は
「きざし」とも読み、
吉兆などの言葉をはじめ、
ポジティブなエネルギーに溢れたパワーワードです。
その為「兆」が含まれている「桃」は花の中で最も縁起が良いと言えます。
桃が笑うこの時期、
色んなシーズンがある中で、
最高のパワーシーズンと言えるかも知れません。
厄払い
桃と言えば皆さん誰でも知っている「桃太郎」のお話があります。
「桃太郎」は悪さをする鬼を成敗するお話です。
「桃太郎」という桃の化身のお話は
桃が悪霊を追い払うという言い伝えが起源と言われています。
日本の伊弉諾、伊奘冉のお話でも
桃を魑魅魍魎に投げつけて追い払うシーンが登場します。
それ以外にも三国志で登場するエピソードに「桃源の誓い」があったり、
桃はとても縁起の良いとされています。
その桃が咲き出すこの時期、
「桃の咲き始め」は自然が作り出してくれる最高のパワースポット化とも言えます。
なので、
神社に出かけるように
咲き始めた桃の花を探しに行こうと思います。
次回は2023年3月16日、
春三番目の節気「啓蟄」
末候「菜虫化蝶 (なむしちょうとなる)」です。