カレー
食べたいなら、
インドでは普通に、
ただ、ウェイターに伝えればいいだけです。
そうすると、その地方で何を食べるべきかを提案してくれるでしょう。
そして、それはだいたいカレー味です。
あなたに出来ることは
パン、ナン、もしくはご飯を注文することぐらいです。
北部のバターチキン、
ベンガルのフィッシュカレー、
私たち日本人からすれば全てがカレーです。
しかし、インドの様々な民族からすると、
「なんて乱暴な!」となるでしょう。
なので、カレーという概念は
実際インドに行くと忘れた方が良いでしょう。
インド人の中でも、我々のイメージしているはカレーは、
特に北インド人が食べます。
その際、野菜とパンが一緒に提供されます。
一部の高価なレストランを除くほとんどの場所では、
パンは別途注文する必要があります。
レストランでは玉ねぎ、レモン、グリーンチャツネを提供するだけです。
一緒に食べるとタマネギはそれ以外の食物の栄養価を高めると考えられているため、
初めに食べられるよう出てきます。
また、大衆食堂では好みの物をパレットに入れてもらう場合もあります。
その際はあなたの好みのパレットが出来上がります。
はじめは味見の為に少しずつ色々食べると良いでしょう。
慣れてくればあなただけのパレットになっていって楽しめるようになるでしょう!
レストランでは、ボウルに入った温水を客に提供することがあります。
そしてその中にはレモンが入っており、食後に手を洗う為のものです。
ほとんどのインド人が右手で食事をするのは本当です。
まるでスプーンのような手付きで、非常に滑らかに見えます。
しかも少々の熱い物でも大丈夫なのです。
それは熱々のゆで卵を剥くときにも発揮されます。
話が逸れましたが、
食事の際は右手中心で左手は極力使いません。
左手は不浄とされているからです。
ただし、それは旅行ガイド本に書かれているような、
「絶対に使ってはならない」ほどではありません。
こぼしそうになったり、大きいものを取ったりする時は左手も使います。
また、インド人でもスプーンやフォークを使う時もあるので、
日本人のあなたが食べにくいと感じた場合は、
遠慮なくスプーンとフォークを頼むと良いでしょう。
水
レストランで無料で提供される水は次のいずれかです。
水道水(水が安い場所では)、
または水道水が濾過器に繋がっていてそこから出した水。
確実にろ過されていると判断できた場合、
それプラス次のような場合にのみ飲用可能です。
- この水に慣れており、経験豊富なアジア旅行者
- 犬のような胃腸器官をもった人
上記以外の場合は、常人はボトル入りの水を注文して支払います。
通常は10ルピーから20ルピーで売っています。
(15円から30円程度)
このボトル入りの水もランクがあります。
ほとんどが蒸留水の入ったペットボトルがスタンダードですが、
このボトルウォーターは日本では検査に引っかかります。
日本で売られているほどの品質のボトルウォーターは300円〜400円と大変高価で、
通常は売っていません。
私たちも10ルピーの水でほとんど大丈夫ですが、
稀にこの通常のボトルウォーターで水当りをする人もいます。
また、ショップで売られている水はほぼ大丈夫ですが、
沢山のペットボトルを担いで行商のように売っている人を見かけます。
彼らから水を買う場合は、まずキャップを取るときに新品かどうか確かめましょう。
時々、使い終わったペットボトルに水道水を入れて売っている人がいるからです。
あとインドで水と言えば、
私たちに不思議に感じる事が一つあります。
インド人はペットボトルから水を飲む時、
絶対に容器に口を付けないのです。
容器を傾け、出てくる水をナイスキャッチして飲むという飲み方を全員します。
だから、水を持っていたら知らない人に「水くれ!」と言われる事があります。
日本ではあり得ませんが、インド人は容器に口を付けない習慣なので、
見知らぬ人同士でもペットボトルの水を回し飲みします。
因みに、一般のレストランではアルコールの提供はしておりません。
飲む場合は、バーやホテルのレストランになります。
インドのパン
ナンとクルチャは発酵させた平らなパンの一種です。
両方とも小麦粉から作られています。
そして発酵させないのがロティやチャパティです。
小麦粉生地をこね、フリスビーのように平らで丸い形にし、土の窯などで焼きます。
黄金色になるまでオーブンで焼いたら出来上がり。
バターを加えてもいいですね。
食事の中心で無料で提供している場所もあります。
プレーンなものがナン。
これに玉ねぎ、野菜、チーズ、その他のスパイスの乗ったものがクルチャ。
まるでピザのようです。
ナンは北インドのほとんどの人にとっての主食です。
南部のインド人は米を食べることを好みます。
ロティとは、全粒粉を薄く丸めたパンのことで、
薄いナンと思ってください。
これを石窯の内側に引っ付けて焼いたらタンドリーロティ。
フライパンで焼いて、フワフワに膨らんだらタヴァロティ、もしくはチャパティです。
ロティ、チャパティ、違う論争もありますが、
今では地方によっての呼び名違いということになっています。
これらは通常は少量のバターを添えて提供されます。
次は「インド料理を彩る名脇役」です。