ここでギフトというのは、
自分に備わった才能のことです。
また、才能というと、
一部の天才を指していう言葉のように感じますが、
そうではなく、あなたが何をやっていて一番熱中できるのか、
楽しく時間を過ごせるのかが問題です。
その上で誰かに喜んでもらえるかもしれないということが、
ギフトを共有するという事になります。
ギフトを活かし、
自分の喜びとし、
そして人に喜んでもらう為には鉄を精錬するようにより質を高ていく必要があります。
高炉の熱効率を良くし、高温に晒し不純物を取り除く、
鉄鉱石を鋼にしていいく様は
私たちの中に点在する小さな才能の原石を磨いて
より輝きを増すようにするのと似ています。
自分育ての概念
ギフトを共有する過程は、自己発見と自己表現の旅そのものです。
私たちが内に秘めた才能や熱中できることを見つけ出し、
それを磨き上げ、他者と共有することで、
個人の満足だけでなく、周囲への貢献にも繋がるのです。
このプロセスを「自分育て」と呼び、自分自身と自分の才能を深く理解し、
それを活かして他者に喜びを提供することを目指します。
自分育てのステップ
- 自分の才能発見 – 何に熱中できるか、何を楽しめるかを知る。
- 才能開花 – 熱中できることを深め、技術や知識を高める。
- 人に喜んでもらう – 才能を通じて他者に価値を提供する。
- 育った自分を俯瞰 – 自己反省と自己評価を行い、さらなる成長を目指す。
- 見つけた才能を俯瞰 – 才能の深い理解とその応用を探る。
- 才能の応用や個々の才能の結びつき – 才能を多角的に発展させる。
- 更に人に喜んでもらう – 新たな才能の形で他者に貢献する。
- その繰り返し – 持続的な自己成長と貢献を続ける。
他人の喜びと自分の喜び
本当の意味での他人の喜びと自分の喜びを共有するには、
お互いにメリットがなければ成り立たない。
従って、上記のような段階を踏まないと
他人の喜びが自分の喜びとして実感することは出来ない。
にも関わらず、他人の喜びが自分の喜びと言うのは、
いつか空虚になり破綻する。
とどのつまりは「良い人のフリ」をしているだけとも言えます。
あなたの表現、作り出したものは他人にとって道端にひっそりと咲く花のようなもの。
また、他人の表現もまたあなたにとっては路傍の草花。
もしお互い見つけてくれただけでも、
それもギフトの共有と言えるのではないでしょうか?
あなたと他人の草花の違いは、
その草花の手入れ、世話はあなただけが手が加えられると言うこと。
そこに俯瞰の重要性があり、
その精錬の為に五感で感じる瞑想やヨガが重要になるのです。