自分育て

#36 「自分育てマインド」を習慣化


自分育てチャンネルのエルトンです。

さて、前回「私の仕事遍歴」を発信しました。
私が定職もつかずにフラフラして生きてきたように見えるのは、
その都度その都度の社会情勢に適応してきた結果だと、
少しこじ付けがましいかもしれませんが、書かせていただきました。

#35 私の仕事遍歴さて、このチャンネルの目的は、文字通り「自分育て」に焦点を当てた内容です。 「自分育て」というと自己啓発っぽいですが、そんな上から目線ではなく、「環境適応」という側面もあります。 私自身、自信満々で訴えるほどではありませんし、これがどんな人の役に立つのかも分かりません。ただ、現段階で「どんな方に見てもらいたいのか?」と言うことをお伝えいたします。...

今回は「環境適応」と言っても、
その自覚や心構えが無いと中々習慣として身につきません。
そこで「自分育てマインド」を育む習慣について語ってみたいと思います。

「自分育てマインド」に必要な習慣

  1. 土日祝日が休みという当たり前から抜け出す
  2. 人が大勢行く場所から離れる(群れない)
  3. ツアーなど旅行会社主催の企画旅行に行かない
  4. テレビ視聴、スポーツ観戦、その他、意味のない余暇から距離を取る
  5. 気になることはすぐに調べる。気になる場所は可能な限り直ぐに訪れる。
  6. 自分でどうしようも出来ないことに関わらない。
  7. 色々な依存しているものと時折距離を取る

ざっくりと書き出しましたが、
一つ一つ解説していきます。

1.土日祝日が休みという当たり前から抜け出す。

最近タイムパフォーマンス、いわゆるタイパと言う言葉を耳にします。
これは時間効率化を指して最近話題になる概念です。
限りある時間で最も効率よく活動することを促す為に注目されていると思うのですが、
時間効率という面で考えると、
平日働いて、休日に遊ぶというのは一番効率が悪い事になります。

何故なら時間を限りある商品と考えた場合、
平日の時間を使って安いお金に換金し、
休日であらゆる面で割高のコストが掛かる時間をお金で買うという事になります。

例えば、平日の時給が1000円とします。
この場合、8時間働くと8000円のお給与がもらえます。
そして日曜日にゴルフをプレーするとします。
平日なら7,000円でプレーできるゴルフ場が、
休日は倍の14,000円掛かるなんてのは当たり前です。
この場合、平日の二日間の労働で得た16,000円で休日に14,000円で遊ぶという事になります。

反対に日曜日に働くと時給は1,200円になるとします。
(土日に時給が高い働き先は多くあります。)
同じく8時間働くと1日で9,600円のお給与になります。
そして、平日にゴルフに行ったとしたら、
手元に2,600円残る事になります。

このように平日と土日祝日では働くか遊ぶかによって、
大きく時間効率が変わってくるのです。

また、東京ディズニーランドなどは平日と休日の入場料金が金額差が僅かであっても、
平日なら20分の待ち時間で乗ることが出来るアトラクションが、
休日だと2時間待ちというのはザラです。

これも時間効率で言うと20分<120分で約6倍の差があるのです。

他にもスキー場のリフト待ち、
ランチやディナーのレストラン待ち、
平日と休日ではあらゆる面でタイパ格差が生じています。
この格差は一生を通じて、どちら側に回るかで大きな格差になってきます。

ここで私のゴルフ仲間や釣り仲間で
数名の経営者を例に出してお話しします。

彼らは初代、もしくは2代目か3代目の創業者血統なのですが、
誰一人と土日祝日にゴルフや釣り、
ましてやゴールデンウィークに海外旅行に出向く人はいません。

子供が小さい頃は致し方ないにしても、
それでもハワイやヨーロッパなどのお金のかかる海外旅行は、
学校を休ませてでも閑散期に出かける創業経営者の方が実に多いと思います。

逆に言えば彼らは、
「人のいない時期」、「人のやらない事」に狙いをすませるからこそ、
創業者になれたのだとも言えます。
創業者にならないにしても、
みんなと一緒に休む習慣から離れる意識を持つ。
これが「自分育てマインド」の近道です。

2.人が大勢行く場所から離れる(群れない)

こちらは時間でなく、
空間効率のプレイスパフォーマンス、プレパを考えた場合の格差を考えてみましょう。

満員電車と閑散電車を比べればハッキリしていますが、
同じ金額を払っているにも関わらず、
自分の身を置くスペースに大きな格差が生じます。
広々として座れる電車と、
ぎゅうぎゅう詰めの足が浮きそうな満員電車が同じ金額。
これって変ですよね。

また、よく人気店の行列に並んでいる人がいます。
「あれは並んでいるのを楽しんでる!」という見方もできますが、
この行列に並ぶというのが、「自分育てマインド」から掛け離れた典型的な行為です。
これは他人が良いと言っているものに、考えもなく付いて行っているだけで
自己判断に欠けています。

群れるということはこの自己判断がなく、
大体がタイパ、プレパがセットになって効率の悪いものになっていると思われます。
人が大勢行く場所ではなく、
穴場を考えて見つける習慣が「自分育てマインド」になります。

3.ツアーなど旅行会社主催の企画旅行に行かない

これは私が旅行添乗員をやっていた経験からのお話です。
さて、ツアー旅行と言うと、
旅行会社の詰め込んだ過密スケジュールにゆっくりする暇も無く、
「疲れた疲れた、やっぱり家が一番!」と帰宅してホッとする方は多いでしょう。

あの過密スケジュールには理由があって、
無駄遣いさせるという目的があるのです。
時間を分刻みにすることで、
慌てて考えずにお土産を買わせる。
それが旅行会社と立ち寄る土産物屋、
ホテルや観光地が結託して作り上げたロジックなのです。

特に日帰り、一泊二日のツアー旅行は昔はリベートが飛び交う由々しき企画旅行でした。
現在ではリベートなどは駆逐されているようですが、
30数年前は休憩でバスを停めたら土産物屋から5,000円程度のお小遣いを、
運転手さん、バスガイドさん、添乗員にそっと手渡す慣習があったのです。

今ではその習慣がないにしても、
日帰りや一泊二日の旅行が安いのは
お土産物屋が儲かる仕組みがあるからというのが理由です。
そんな足元を見たツアーからは距離を置くべきでしょう。

ちなみに2泊や3泊のゆったりスケジュールのツアー旅行は、
やたらお土産を買わないアッパー層向けになるので、
必然的に旅行代金が高い傾向になっています。

4.テレビ視聴、スポーツ観戦、その他、垂れ流しの余暇から距離を取る

私たちは長いテレビのある生活で、
在宅時に何かを視聴したりする謂わば視聴依存症になっています。

昔ならみんなが同じものを見て情報を共有するということが必要だったと思います。
例えば営業マンだと取引先との会話に必要なプロ野球の知識ぐらいはあるのが当たり前と言う時代がありました。
しかし、現在は誰もが見ているものが違います。
そもそもプロ野球中継の激減し、
ファンチームの全試合を見ようものなら課金しなければ見ることができない時代になりました。
国民が当たり前に見るスポーツ観戦が一部のファンに限られたものになりつつあります。

週休1日でガムシャラに働いた時代の余暇は、
手軽なテレビなどがちょうど良かったのかも知れません。
しかし、今では余暇の過ごし方はそれぞれがカスタマイズ出来る時代です。

従って無料で垂れ流されるモノを浴びるのではなく、
自分で楽しむ方法を積極的に探すことが「自分育てマインド」になります。

5.気になることはすぐに調べる。気になる場所は可能な限り直ぐに訪れる。

「自分育てマインド」は能動的です。
つまり、待つのではなく、自分から行動するのです。

例えば、気になることがフッと湧いてきたとします。
それはすぐに調べなければなりません。
そして、一つの答えが出て、そこで考えます。
じゃぁ、あれはどうなんだ?
それも調べます。
すると、一つの疑問が数珠繋ぎになっていきます。
途中でどうでもよくなることもあるでしょう。
そうしたら、そこで終了です。

大事なのは、気になることを放ったらかしにしないと言うことです。

もう一つ、気になる場所があったら、
極力行くと言うことです。
自分が気になった事柄や場所に呼ばれている、
もしくは自ら引きつけている。と考えるのです。

少しスピリチュアル感が出ていますが、
自分のインスピレーションを大事にすると言うのが、
そもそも「自分育て」のカギになります。

自分の中から自然と湧き出る泉のような心の動きを大事にして、
そして探求する。
この連続を大事にすれば、いずれ自分を育てる足掛かりになっている筈です。

6.自分でどうしようも出来ないことに関わらない

世界平和とか政治とか、憂慮することは数多くあります。

しかし、その殆どがあなたの力ではどうにもなりません。
テレビでもYouTubeでも
これらについて関わるように強烈に訴えかけてくる内容の番組が垂れ流されています。

それが彼らの目的です。
もちろん、政治家の方や自衛隊に関わっている方の労力は大変だと思いますし、
そういった方を否定しているわけではありません。
また、選挙に行くべきだとも考えています。
しかし、ほとんどの多くの方は憂いても嘆いてもどうにもならないのです。

ならば自分でなんとか出来ることに集中するべきです。
すぐ隣にいる家族を大事にする方がよっぽど効率的で愛を感じます。

7.色々な依存しているものと時折距離を取る

親、子供、パートナー、友達、人間関係を時折俯瞰してみて、
距離を置いてみる。

子離れできない親は、子供から見ると厄介ですし、
パートナーをやたらと支配し、縛り付ける関係は良くないように思います。

どんな人間関係も、
時々は離れて、相手を自由にしてあげることが大事です。
また、自分も離れてあげて、
普段してもらってる事を自分でしてみることもいいでしょう。

特に炊事洗濯など。

さて、「自分育てマインド」を育む習慣。
いかがでしたでょうか?

世の中は進化していますが、
原始時代と変わらないジャングルのようなモノです。
あの手この手で、養分にされてしまいます。
冷静に判断し、自分の活かし方を習慣的に考える。
簡単に言えばそんな感じです。