アゲートは日本では瑪瑙と呼ばれていました。
瑪瑙は馬の脳みそというのが語源らしく、
アゲートの波打つ縞模様がそう見えたからという、
ちょっとオゾマシイ由来があります。
アゲートは石英、カルセドニー、タンパク質が長い年月をかけて、
面白い模様を形成して出来た鉱物。
このブログではそんなアゲートの違いを
画像を紹介しながら、紹介していきますね!
アゲートって、
よく見かける石なんだけど、
それぞれが個性を放ち、とても面白い鉱物だよ!
でも、瑪瑙っていう語源を聞いちゃうと怖いわね。
ここでは「アゲート」に統一して、
紹介していくね!
はい!
お願いしまーす!
アゲート
石英と染まりやすいタンパク質、石英の粒子が圧縮されたカルセドニー、
違う種類の鉱物の層ができることで、模様となって現れるようです。
色合いの違いはその土地の質によって変化します。
赤や青、緑、紫、色んな色があって楽しいですね。
綺麗な模様ね!
そうだね、
何だか癒しの模様だね!
色んな鉱物が連なると、
こうして地層みたいになるのね。
うん、
違う物が上手く調和することで出来る自然美だね
こんなにハッキリ色が分かれるのね!
もちろん、全部が全部、
こんな風に色が出る訳じゃないんだ!
色が出ていないものを
タンパク質が染まりやすいという性質を活かして、
人工で染めているものも多いよ!
じゃぁ、天然じゃないわね!
ちょっと引っかかるなぁ、、、
確かに「染め」は好みは分かれるよね!
だけど、天然にこだわるのは日本人特有かもしれないよ!
海外では染めには鷹揚で
ちょうど、化粧をするくらいの感覚なんだ!
なるほど!
そう言われると、
納得ね!
アゲートは結構手に入りやすい価格だけど、
染めると手が入ってる分、
価格も上がるんだよ。
売れない鉱物を染めて売るというのではなく、
アゲート特有の模様を引き立たせて、
丁寧に販売するって感じかな!
そうかぁ、
そういう感覚かぁ!
オニキス・サードニクス
一般的にオニキスというと、
黒いガラス質の石が出回ってます。
しかし、波打つ感じの模様に対して、
直線的な模様のアゲートをオニキス、もしくはサードニクスと呼ぶようです。
ドラゴンアゲート
うわぁ鮮やかねぇ!
渦巻くゴッホの絵のようだね!
これは天然じゃないよね!
そうだよ!
これは天然石を染めたものになるよ!
とは言え面白いわね!
染めることで本来の面白い部分、
つまりドラゴンアゲートの魅力が浮かび上がるんだね。
だから、「染め」というのも捨てたものじゃないよ。
特にこのドラゴンアゲートは染めアゲートの代表だね!
染めもいいわね!
って言うか今まで避けてたのが
何でかわからないわ!
ドラゴンアゲートの天然物もありますが、
なかなかお目にかからないので、
こちらでは染めばかりを紹介させていただきました。
ブルーレースアゲート
ブルーレースアゲートは優しいレース模様が特徴のアゲート。
幻想的なレース模様で1ジャンルとして確立されたアゲートです。
ドラゴンアゲートと違って、
縞がフワッと優しい感じね。
見るからに癒しの天然石だね
ブルーレースアゲートは数ある天然石の中でも
癒し系の代表的存在でもあります。
その他の癒し系天然石の中でもいちばん手に入りやすいかもしれません。
モスアゲート
何!
この毛むくじゃら!
そう見えましたかぁ、、、
クリちゃんにはどう見えるの?
この石はね、
透過させないのと、
透過するのとで、全く違う顔を見せてくれるんだ!
右は光に翳した状態。
左と右は同じ石なの?
そうなんだ!
このモスアゲートは
比較的どちらもモス状の内包物が見えるルースだけど、
全く違う顔になるモスアゲートもあるんだ。
モスアゲートの醍醐味は
見る角度や光によって違いを見せてくれる事。
ずっと観察していると、
いつの間にかモスアゲートのファンになってしまうくらい
面白い天然石。
デンドリティックアゲート
何?
綺麗な風景!
これも染め?
これは違うんだ!
アゲートというカンバスに、
まさに自然が描いたアート作品みたいな石なんだ!
凄いわねぇー!
模様の個性が強すぎて、
アクセサリーにしにくい面もあってなかなか流通しない。
その分、手を出しづらい価格な事も多い。
だけど、もし夢で見た風景や
自分の思い出の風景に似てるものがあったら、
それはあなたの手元に入るための石だと思うと
とてもロマンチックかも知れません。
なかなか手を出しづらい素材だけど、
もしピンと来る模様のデンドリティックアゲートがあったら
欲しいわね!
宝探しみたいで良いね!
ボツワナアゲート
ブルーレースアゲートと並んで、
天然のままで人気なのがボツワナアゲート。
その癒しの色合いで根強い人気
これも癒しの縞模様ね!
落ち着いた茶色とアイボリー、白の色合いで
アゲート独特の縞模様のボツワナアゲートだね
飽きが来ないかも知れないわね!
さて、色んなアゲートいかがでしたでしょうか?
アゲートひとくくりで考えてしまうと見落としがちな石の魅力
今度、石屋さんに行ったら、
アゲートを見る時間が少しでも長くなって、
楽しめたら幸いです。