エルトンジョン

キャプテン・ファンタスティックとブラウン・ダート・カウボーイ(エルトン、バーニーの華麗な夢)

目次

  • Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboyって、どんな歌?
  • Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy オリジナル歌詞
  • キャプテンファンタスティック 日本語意訳
  • キャプテンファンタスティック 解説

Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboyってどんな歌?

クリちゃん

この歌はね、
ドワイト(エルトン)とバーニーの幼少期から青年期をざっくり振り返り、
そして出会ってコンビを組むまでをストーリー化したような作品なんだ。

ローズちゃん

有名人の自叙伝みたいね!

クリちゃん

そうだね!
キャプテンファンタスティックっていうアルバムが
自叙伝的アルバムなんだ。
その同タイトルの歌。

ローズちゃん

へー、
じゃぁ、早速どんな歌か教えて!

エルトンとバーニーはどんな少年だった?
そして、どんな夢を持っていた?
その後もがきながらも、
世界へ羽ばたく。
そんな回想の歌。

Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy オリジナル歌詞

Captain Fantastic raised and regimented, hardly a hero
Just someone his mother might know
Very clearly a case for corn flakes and classics
“Two teas both with sugar please”
In the back of an alley While little Dirt Cowboys turned brown in their saddles
Sweet chocolate biscuits and red rosy apples in summer
For it’s hay make and “Hey mom, do the papers say anything good.
Are there chances in life for little Dirt Cowboys
Should I make my way out of my home in the woods” 

Brown Dirt Cowboy, still green and growing
City slick Captain
Fantastic the feedback
The honey the hive could be holding
For there’s weak winged young sparrows that starve in the winter
Broken young children on the wheels of the winners
And the sixty-eight summer festival wallflowers are thinning 

For cheap easy meals and hardly a home on the range
Too hot for the band with a desperate desire for change
We’ve thrown in the towel too many times
Out for the count and when we’re down
Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy
From the end of the world to your town 

And all this talk of Jesus coming back to see us
Couldn’t fool us
For we were spinning out our lines walking on the wire
Hand in hand went music and the rhyme
The Captain and the Kid stepping in the ring
From here on sonny sonny sonny, it’s a long and lonely climb 

For cheap easy meals and hardly a home on the range
Too hot for the band with a desperate desire for change
We’ve thrown in the towel too many times
Out for the count and when we’re down
Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy
From the end of the world to your town  

キャプテンファンタスティックとブラウンダートカウボーイ (日本語意訳)

 キャプテンファンタスティックは厳しくしつけられ
ヒーローには程遠い
彼の母の知るところによれば
コーンフレークとクラシックオタクで
「紅茶には砂糖を二杯お願いね」なんて言う
ありふれた子供

一方ダートカウボーイと言えば
馬乗りに夢中
甘いチョコレートビスケットと
夏には赤い薔薇色のリンゴ
干し草作りのかたわら
「ねぇ、お母さん、新聞に何か面白いこと乗ってなかった?
ダートカウボーイ少年に人生のチャンスはやって来る?
僕は森の中の家から飛び出すべきかなぁ?」

ブラウンダートカウボーイはまだ緑に囲まれ成長中
都会の洗練されたキャプテン・ファンタスティックは
蜂蜜を巣に運ぶミツバチさながらのバンド活動
勝ち組の鎖に繋がれ冬に飢える若くて飛べないスズメたち
打ちひしがれた子供たち(に夢を与えようと)
1968年、サマーフェスティバル
ウォールフラワー((パーティーなどで独りぼっちの人))は孤軍奮闘

安いジャンクフード
ほとんど仕事もない
熱いバンドの演奏は運命を変えたい欲望そのもの
ノックアウトされ
カウントを数えられ
幾度となくタオルを投げてきた
キャプテンファンタスティックとブラウンダートカウボーイ
この世の果てから君の町へやってくるよ

で、イエスキリストが僕たちを救いに
復活を遂げたっていう話の全部が
僕たちを騙しとおせなかった
僕たちはかすかな道を紡ぎながら歩いていた
そして手と手を取り合った音楽と詩
キャプテンとキッドは運命の輪に辿り着き
そしてここからが
ソニー((坊や))、ソニー、ソニー
長くて孤独な上り坂

安いジャンクフード
ほとんど仕事もない
熱いバンドの演奏は運命を変えたい欲望そのもの
ノックアウトされ
カウントを数えられ
幾度となくタオルを投げてきた
キャプテンファンタスティックとブラウンダートカウボーイ
この世の果てから君の町へやってくるよ

Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy 解説

エルトンとバーニーの奇跡的な運命の出会いの歌

あっという間に売れたように見えるが
二人のスターへの道のりは少年時代から始まっていたのだなぁ、、、
としんみり感じる

何処かチャンスはないものか
出会うまでの二人も
出会ってからの二人も悪戦苦闘だったのだろう

エルトンとバーニーが
少年時代売れたいだけでなく
みんなへのメッセージを伝えたくて
ネタ作りに励んでいた芸人のように
せっせと蜂蜜を巣に運んでいたという表現が
何とも言えない素朴さと健げさを感じる

そう、彼らも普通の人で
日々頑張っていたんだ
そうして成功を収め、
今度はみんなを勇気づけに
世界の果てから
みんなの町に行くよ
という訳だ

End of the World 世界の果て
と取れるが「世も末」「世界の終わり」とも取れる

歌の2番に
キリストが復活した話で
俺たちは救われなかった
というフレーズがあり

それに対して
世界の終わりのようなところから
みんなを勇気づけるというのは
ある意味エルトンのリアル復活祭である

キャプテンファンタスティック~のアルバムジャケットは
奇才アランオルド・リッジのイラスト
エルトンとバーニー
そしてバンドメンバーがいる周囲には魑魅魍魎がいる
何だか別世界に見えるが
これは実は今僕たちがいる地球
普段の社会を簡略化したイラストなのだ
普通に生きてればこの世は地獄
さぁ、君も勇気を持って抜け出そう!
そんなメッセージの詰まったアルバムのトップを飾る名曲です

ローズちゃん

なるほど!
私たちが頑張るって言うのは、
もしかしたら誰かの勇気づけになってるのかもしれないわね!

クリちゃん

そうだね!
僕たちは必死に頑張ってるだけで、
もう誰かの為になってるのかもね!

ローズちゃん

何だか無性に頑張りたくなってきた!

クリちゃん

いいねー!