存在自体が美しい、美の精霊「ハチドリ」の守護石
ハチドリは驚くほどに鮮やかで、生きた宝石と賞賛されます。
体長は僅か2センチながら、
1000キロ近く休みなく飛び続ける爆発的身体能力を持ち、
さえずる声は美声、
口にするは花の蜜のみ、
まるで、
少女漫画に登場するお姫様のような存在です。
インカ帝国の人々は
この生ける宝石を奇跡の鳥と崇めました。
そして、自然のままに生きるハチドリを見つけたら、
そっと神の使いを見守り、
美しく生きるメッセージだと捉えたのです。
その後、大航海時代、
ヨーロッパ人が南米に押し寄せ、
国や人々を制圧していきました。
その際、この宝石のような鳥も
ヨーロッパに持ち帰り、
貴族の間で流行らせようとしたのです。
しかし、ハチドリは
人の飼育下ではすぐに死んでしまいました。
何度も何度も工夫を凝らされ、
飼育法を試されました。
そして遂に諦められたのです。
その可哀相で、
健気で、
飼育下では潔く餌を摂らずに死んでいく様に
南米の人々は、
ヨーロッパ人の行動を非難するよりも
このハチドリを更に「生を謳歌する精霊」として崇めたのです。
アメリカ・インディアンのいくつかの部族は
1600年代後半のヨーロッパ人による戦いで
死んでいく際、踊り狂ったと言います。
それは、生を謳歌し、感謝する瞬きを
神に捧げる「ハチドリダンス」だったと言われています。
オーストラリアの先住民、アボリジニは
自分達の大地に特有の美しい鉱物が眠っていることを知っていました。
アボリジニの人々は
それらは聖なる大地の装飾品と崇め、
採掘することは神の装飾品を剥ぎ取るような行為だと信じ、
謹んでおりました。
しかし、1700年代後半、
英国が植民地化すると、
アボリジニ大虐殺と鉱物資源の開発が始まりました。
人々も鉱物も
力の強い者たちの手が加わると、
同じような運命を辿る儚さがつきものなのです。
その土地を離れては生きていけないハチドリのような動物
先住民には採掘されなかったが渡来人により流通する鉱物
これらの逸話は、
私たちもいつ何が起こるかも知れない事を教えてくれています。
毎日を精一杯生きる
感謝して生きる
ことの大事さを忘れないように
ハチドリの生き様を胸に
クリソプレーズを身に付けたいと思います。
また、クリソプレーズは
私たちの素直な心を解放し、
生きる喜びを謳歌させてくれると言われています。
クリソプレーズがそう言われるにはいくつかの理由があります。
- クリソプレーズは鉱物的には瑪瑙やカーネリアンと仲間。
しかし、クリソプレーズが特別視されるのはその美しい色。
淡いグリーンは心を野に放つように解放してくれると言われます。 - また、新緑のような色は春を思わせ、心が跳ねるような気にさせてくれる。
- 石英系の鉱物の中で流通量が少なく、とても高価で貴重。
持つ者にステイタスを感じさせてくれる。
こんな方に
- 心にバリアを張ってしまい、楽しむことに遠慮してしまっている方
- 自分を見えない鎖で繋いでしまう方
- ついついネガティブに考えてしまう方
人生は短く儚い
だから素晴らしいのだ!
クリソプレーズを身に着け、
生を謳歌しよう!