目次
- Crocodile Rockって、どんな歌?
- Crocodile Rock オリジナル歌詞と日本語訳
- クロコダイル・ロックが伝えるメッセージ
- まとめ – ノスタルジーとロックの力
Crocodile Rockって、どんな歌?
1973年に発表されたエルトン・ジョンのアルバム『Don’t Shoot Me I’m Only the Piano Player(ピアニストを撃つな!)』に収録された「Crocodile Rock」は、エルトンが自らの音楽的ルーツに敬意を表し、ノスタルジーを込めて作った楽曲 です。
この曲は、1950年代のロックンロール黄金時代と、それを築いたロックレジェンドたち に捧げられています。特に、エルヴィス・プレスリーの影響が色濃く反映されていると言われています。
また、「Crocodile Rock」は、過去の思い出と、その時代が過ぎ去ってしまった切なさ を描いています。かつての恋人スージーとの楽しい日々、夢中になった音楽、若さの熱狂。しかし、時間とともにそれらは遠い過去となり、今はもう戻らない——そんな 甘く切ないノスタルジー が、この曲のテーマです。
Crocodile Rock オリジナル歌詞
I remember when rock was young
Me and Suzie had so much fun
holding hands and skimming stones
Had an old gold Chevy and a place of my own
But the biggest kick I ever got
was doing a thing called the Crocodile Rock
While the other kids were Rocking Round the Clock
we were hopping and bopping to the Crocodile Rock
Well Crocodile Rocking is something shocking
when your feet just can’t keep still
I never knew me a better time and I guess I never will
Oh Lawdy mama those Friday nights
when Suzie wore her dresses tight
and the Crocodile Rocking was out of sight
But the years went by and the rock just died
Suzie went and left us for some foreign guy
Long nights crying by the record machine
dreaming of my Chevy and my old blue jeans
But they’ll never kill the thrills we’ve got
burning up to the Crocodile Rock
Learning fast as the weeks went past
we really thought the Crocodile Rock would last
Me and Suzie had so much fun
holding hands and skimming stones
Had an old gold Chevy and a place of my own
But the biggest kick I ever got
was doing a thing called the Crocodile Rock
While the other kids were Rocking Round the Clock
we were hopping and bopping to the Crocodile Rock
クロコダイルロック (日本語意訳)
ロックがまだ斬新だった頃を思い出す
俺とスージーはとっても楽しかった
手を取り合って水面を弾けるような俺たちは
古びたゴールドシボレーと確たる自分の居場所があった
そこに今までにない衝撃的な事があった
そいつぁハマったやつらがクロコダイルロックと呼ぶ代物
しびれた奴らは目覚まし時計のように跳ねまわり
俺たち二人もクロコダイルロックで飛び跳ねまくった
そりゃぁもう、クロコダイルロックの乗りの良さと言ったらスゲェよ
ジッとなんかしていられない
あんな感覚は初めてだったし、
これからも味わう事はないだろう
Oh! なんてことだ!
ある金曜日の晩
スージーはピチッとしたドレスを着こんで
クロコダイルロックには目もくれなくなった
ラ~~、ラ・ラ・ラ・ラ~
ラ・ラ・ラ・ラ~
ラ・ラ・ラ・ラ~
それから時が経ち、
ロックは今や死んでしまった
スージーはオレの元を離れ
外人どもと去っていった
レコードプレーヤーと泣きながら過ごす長い夜
シボレーとブルージーンズの日々は夢のよう
だけど、クロコダイルロックの燃えるようなワクワク感は
決して消えはしない
あの日々は瞬く間に過ぎ去ったが、
クロコダイルロックは永遠に輝き続けると本気で思ってた
ラ~~、ラ・ラ・ラ・ラ~
ラ・ラ・ラ・ラ~
ラ・ラ・ラ・ラ~
ロックがまだ斬新だった頃を思い出す
俺とスージーはとっても楽しかった
手を取り合って水面を弾けるような俺たちは
古びたゴールドシボレーと確たる自分の居場所があった
そこに今までにない衝撃的な事があった
そいつぁハマったやつらがクロコダイルロックと呼ぶ代物
しびれた奴らは目覚まし時計のように跳ねまわり
俺たち二人もクロコダイルロックで飛び跳ねまくった
日本語意訳(一部抜粋)
💬 「ロックがまだ新しかった頃を思い出す」
💬 「スージーと一緒に、手をつないで石を投げて遊んだ」
💬 「古びたゴールドのシボレーと、自分だけの居場所があった」
この歌詞からは、かつての楽しい思い出が生き生きと描かれています。しかし、曲が進むにつれ、時の流れとともにロックが衰退し、恋人も去ってしまった切なさ が強調されます。
クロコダイル・ロックが伝えるメッセージ
エルヴィス・プレスリーへのオマージュ
この曲のタイトル「Crocodile Rock」は、1950年代のロックンロールの流れを汲んでいることが明白 です。
特に、ビル・ヘイリーの「Rock Around the Clock」に影響を受けており、その「時代の終焉」を描いています。
「Crocodile Rock」は、エルヴィス・プレスリーをはじめとするロックレジェンドたちへの感謝と敬意が込められた曲 なのです。
エルトン・ジョンの作曲スタイル
エルトン・ジョンは、バーニー・トーピンの詩をもとに作曲を行うスタイルでした。
特に、この曲の制作では 歌詞の内容を何度も読み返し、映像のように情景を思い浮かべながら作曲した と言われています。
エルトンは、作曲に15分~30分程度しかかけず、それ以上時間がかかると「曲としてのインスピレーションが足りない」として破棄していました。
しかし、作曲に取りかかる前に歌詞をじっくり熟読し、そこに込められた情景や感情を最大限に引き出すことにこだわっていた のです。
その結果、「Crocodile Rock」は、単なる懐古的な楽曲ではなく、過去・現在・未来を行き来する独特な世界観を持つ作品 となりました。
まとめ – ノスタルジーとロックの力
「Crocodile Rock」は、ただの楽しいロックンロールソングではなく、過ぎ去った青春への郷愁、音楽への感謝、そしてロックの歴史への敬意 を込めた一曲です。
この歌の中で描かれる「ロックスター」は、エルトンの憧れだったエルヴィス・プレスリーであり、同時にエルトン自身でもある。
「過去の輝き」と「今を生きること」の狭間で、彼が見つめていたものは何だったのでしょうか?
時間が経つにつれ、この曲の意味はより深まり、聴く人の人生とも重なっていきます。
そして、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの音楽は、まるで ロックの歴史そのもののように、生き続けている のです。
忘れ去られた存在になるエルビスの悲しさ、切なさを
まだまだこれから売れゆく最中でありながらエルトンが表現している
過去、現在、未来が入り混じる不思議な世界観
そして、年を重ねるごとに
この歌の中の世界にエルトンとバーニーが
生き生きとしているように感じる