エルトンジョン

Don’t Let The Sun Go Down On Me 僕の瞳に小さな太陽 日本語訳 エルトンジョン 

目次

  • Don’t Let The Sun Go Down On Meって、どんな歌?
  • Don’t Let The Sun Go Down On Me オリジナル歌詞
  • 僕の瞳に小さな太陽 日本語意訳
  • 僕の瞳に小さな太陽 解説

Don’t Let The Sun Go Down On Meって、どんな歌?

「Don’t Let The Sun Go Down On Me」は、1974年にリリースされたエルトン・ジョンの名曲のひとつ。
愛する人とのすれ違いや誤解によって、関係が終わってしまう喪失感を、沈みゆく太陽に例えた切ないバラードです。

バーニー・トーピンによる歌詞は、失恋の悲しみだけでなく、自分自身の無力さや孤独とも向き合う内容となっています。
エルトンはこの曲を「歌唱力を試す挑戦」として作り上げ、壮大なオーケストレーションとともに力強く歌い上げました。

また、この曲は1991年にジョージ・マイケルとのデュエットバージョンが発表され、再び大ヒットを記録。
オリジナルとは異なる解釈で、新たな感動を生みました。

Don’t Let The Sun Go Down On Me オリジナル歌詞

I can’t light no more of your darkness
All my pictures seem to fade to black and white
I’m growing tired and time stands still before me
Frozen here on the ladder of my life

Too late to save myself from falling
I took a chance and changed your way of life
But you misread my meaning when I met you
Closed the door and left me blinded by the light 

Don’t let the sun go down on me
Although I search myself, it’s always someone else I see
I’d just allow a fragment of your life to wander free
But losing everything is like the sun going down on me 

I can’t find, oh the right romantic line
But see me once and see the way I feel
Don’t discard me just because you think I mean you harm
But these cuts I have they need love to help them heal 

Don’t let the sun go down on me
Although I search myself, it’s always someone else I see
I’d just allow a fragment of your life to wander free
But losing everything is like the sun going down on me   

太陽よ沈まないで (日本語意訳)

もうこれ以上、
君の難しい面につき合っていくのは無理だ
すべての想い出がセピア色に変わっていく、、、
僕はすっかり疲れ果てて
時は止まったかのよう
僕の命の架け橋は
すっかり凍てついてしまった。

転げゆく僕を救うには遅すぎた
君が変わってくれる事に賭けてみた
だけど、君は僕を誤解して
扉は閉ざされ目がくらんだ

僕の太陽よ、沈まないで
心の何処かで探している
会えない君をいつも
君との思い出が走馬灯のように駆け巡る
だからもう会えないという事は
僕の太陽が沈んでしまうような事なんだ

僕には分からない
本当の心の繋がり
だからもう一度僕を見て
やり直せるか考えて
僕が足手まといだからと言って
簡単に切り捨てないで
僕の傷ついた心は
愛の助けと癒しを必要としているんだ

僕の太陽よ、沈まないで
心の何処かで探している
会えない君をいつも
君との思い出が走馬灯のように駆け巡る
だから君を失うという事は
僕の世界が闇に包まれることと同じなんだ

Don’t Let The Sun Go Down On Me 解説

「Don’t Let The Sun Go Down On Me」は、失恋の痛みを深く描いた壮大なバラード。
愛する人とのすれ違い、誤解、別れ…そうした悲しみを、沈む太陽に例えて表現しています。

エルトン・ジョンはこの曲を通じて、「どんなに自分を探しても、見えるのは別の誰かばかり」という、自己喪失感を描きました。
つまり、愛する人を失うことで、自分自身のアイデンティティすら揺らいでしまう、そんな深い喪失感を持つ歌なのです。

エルトンとバーニーの境遇とリンクする歌詞

この曲が生まれた1974年、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの関係は変化し始めていました。
音楽的な成功を手にしながらも、二人の距離は徐々に開いていきます。

バーニーが書いたこの歌詞には、ただの失恋の悲しみだけでなく、
「親しい人との心のすれ違い」や「愛する人を失うことの恐怖」が込められているのではないかと考えられます。
また、エルトン自身もこの頃、セクシュアリティや名声による孤独に直面していました。
そのため、この曲は彼の心の叫びでもあったのかもしれません。

ライブでの奇跡的な再評価

オリジナルのリリース時には、商業的には大きな成功を収められなかったこの曲。
しかし、1991年にジョージ・マイケルとのデュエットバージョンが発表され、再び注目を集めます。
このライブバージョンは世界中で大ヒットし、二人の圧巻の歌唱力によって新たな名曲として生まれ変わりました。

ジョージ・マイケルはこの曲を「自分自身にとっても意味のある楽曲」として語り、
ライブでは「もう一度、この曲に命を吹き込んでくれてありがとう」とエルトンに感謝を述べています。


まとめ

「Don’t Let The Sun Go Down On Me」は、ただの失恋ソングではなく、
人が大切なものを失うことへの恐怖や悲しみを、壮大なスケールで表現した作品です。

エルトン・ジョンの魂を込めた歌声、バーニー・トーピンの心に響く詩、
そして1991年のジョージ・マイケルとのデュエットによって、時を超えて多くの人の心を打つ名曲となりました。

人生の中で、愛する人とのすれ違いや別れを経験することは誰にでもあること。
そんな時に、この歌が寄り添い、心の支えとなるかもしれません。

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