目次
- Grey Sealって、どんな歌?
- Grey Seal オリジナル歌詞
- グレイ・シール 日本語意訳
- グレイ・シール 解説
Grey Sealってどんな歌?
この歌もいつもながらに風刺の効いた歌。
学校教育、社会に対しての皮肉なメッセージソングだね。
学校という巨大な組織は
万人良い仕組みなんて作れないものね。
確かにそうだよね。
とりあえず、どんな内容か教えて!
人間社会の矛盾を
自由気ままに生きる「灰色アザラシ」に
問いかける歌
Grey Seal オリジナル歌詞
Why’s it never light on my lawn
Why does it rain and never say good-day to the new-born
On the big screen they showed us a sun
But not as bright in life as the real one
It’s never quite the same as the real one
And tell me grey seal
How does it feel to be so wise
To see through eyes
That only see what’s real
Tell me grey seal
I never learned why meteors were formed
I only farmed in schools that were so warn and torn
If anyone can cry then so can I
I read books and draw life from the eye
All my life is drawings from the eye
And tell me grey seal
How does it feel to be so wise
To see through eyes
That only see what’s real
Tell me grey seal
Your mission bells were wrought by ancient men
The roots were formed by twisted roots
Your roots were twisted then
I was re-born before all life could die
The Phoenix bird will leave this world to fly
If the Phoenix bird can fly then so can I
And tell me grey seal
How does it feel to be so wise
To see through eyes
That only see what’s real
Tell me grey seal
グレイ・シール (日本語意訳)
何で俺の芝に陽の光が当たらないんだ?
雨ばかりで良き日が来ることを絶対教えてくれない
やつらは大画面に映る太陽ばかりを見せる
だけど実際の太陽ほど輝かないし
この先も同じくらい輝くことはあるはずもない
だから、教えてくれよハイイロアザラシ
利口過ぎる事をどう思う?
現実だけを見るという事をどう思う?
教えてくれよハイイロアザラシ
流星のように輝くことなんて絶対教えてくれない
厳しい校則で引き裂かれた学校で
無駄に耕すことばかり
もし、誰かが泣いたら
僕も泣いたに違いない
本を読んで
目から生気が失われる
僕の人生は死んだ目で描かれていくのだ
だから、教えてくれよハイイロアザラシ
利口過ぎる事をどう思う?
現実だけを見るという事をどう思う?
教えてくれよハイイロアザラシ
君の手にしたミッションベル((アメリカ北西部固有の草))は
古代人によりもたらされてきた
その根は改良を重ねられたように
君のルーツも捻じ曲げようとされている
私は死ぬ前にそれに気づいた
不死鳥はこの世界から飛び立つだろう
不死鳥が飛び立つように
僕も飛び立とう
だから、教えてくれよハイイロアザラシ
利口過ぎる事をどう思う?
現実だけを見るという事をどう思う?
教えてくれよハイイロアザラシ
Grey Seal 解説
バーニーらしい学校教育への皮肉と
人生の苦悩の詩
「おかしいと感じる」疑問を
海岸で野性のままに生きているハイイロアザラシに問いかけている
私たちが悩んでいる時に
素のままに生きている猫なんかに
「オマエはいいよなぁ、、、」と語り掛けるようなモノだろう
さて、詩冒頭の「芝」は僕らの持って生まれた才能
その個人の才能には光を当てず、
誰もかれもが同じように強制飼育される
それって、育てるってことではないよね、
無数に輝く星の中から
突如現れるスーパースター
あんな風にどうやったら輝けるかなんて
学校では教えてくれない
しかも、あれもダメ、これもダメ、
そんな教育の中で人の心は荒廃するばかり
そうして訳も分からず芝「均一の才能」を育て続ける
「もし、誰かが泣いたら、」というフレーズは
もしかしたら自殺を表してるかもしれない
「そうしたら僕も追いかけたかも、、、、」
なんとも恐ろしい表現です。
その後、「教科書を読むほどにみんなの目は死んでいく」と続く、
死んだ目で人生設計とやらを立てるのだ
一番感受性の高い時期に
生きる希望、
楽しさを奪うような矯正教育
よく考えたら、
こんにちの野菜や草花も
元々のルーツとは違い、
都合よく美味しいように改良されてきた
もしかして、
俺たちも改良しようとしているのか
国家というやつは
俺の希望と野心は死にはしない
不死鳥のように飛び立ってやる
と、こんな感じのアウトローな作品だ
バーニーとエルトンの野心作。
「YOUR SONG」と同時期に作られていたが
もう一度この「GOODBYE YELLOW BRICK ROAD」に収録された。
彼らの等身大の反骨心が伺える大好きな一曲。
なるほど!
これは強いメッセージを感じるわね。
うん!
エルトン&バーニーは
永遠の反骨精神を持っているからね。
だから70歳を過ぎても活動を続ける。
生涯現役!ね!
守りに入ったら老害になる笑