天然石の詩

見極めの察知石・・・ホークスアイ

鋭い眼光で2キロ先の小動物を見極める「鷹」の守護石。

書店でソフトウェアなどのマニュアル本を物色している若い女。

彼女は入社2年目のOL
仕事の業務の種類が多く、
中々覚えられない。

勤続年数の長い自分の両親と変わらない年代の先輩社員が多いが、
教えてくれることは愚か、
反対に教えてあげないといけないことも多い

「これは、こうログインして、、、」
「ろぐいんって何?」

あたまが痛い、、、

担当の取引先でも怒られてばかり、
大体、社内での無意味な伝言ゲームのようなやり取りのせいである。

そんな中、事件は起こった。

社内の伝言ゲームのお陰で
見積書と請求書の額、
また、払込書の金額も違うという、
何ともまぁお粗末な書類作成のせいで、
取引先を怒らせてしまったのだ。

取引先の社長は叩き上げのマルチ人間
私の父親と変わらない年代にも関わらず、
ソフトやアプリ開発、
イラストやロゴのデザイン、
ライティングまでこなす人なのだ

いつもは馬鹿話で笑わせてくれるこの社長が
「君たちは、責任感がなさすぎる。
今回の発注書もいろんな人間のハンコが押してあるということは、
チェックが入ってるんだろ!
しかし、ここまでミスが分からなかったということは
実際は誰も見ていないということだ!
そうなると、君が初めに犯したミスを
どの社員、どの管理職もしっかりチェックしていないということだ!
大体会社というものは、仕事ができない奴が残るシステムで、
できる奴は出て行くんだ!
君も上司なんか信用せず、教えてもらう守ってもらうという気構えでなく、
自分で学んで実力をつけ、早く会社を卒業できるくらいに考えないと、
こんなバカなミスをいつまでも続けて怒鳴られることになるんだ。
君にプライドがないなら、こうして怒られても帰って、
同僚とあのハゲ社長がうるさくてって、どうせ愚痴でもこぼして終わりなんだ!」

泣けてきた、、、。

悔しかった。

言われた通りだった。

会社の上司は揃って、
「うるさい取引先で大変だったね!
まぁ、謝って、ね、適当に頼むよ、、、」

私の書類をチェックして、
ハンコをついた上司たち。

会社にいる上司たちは、
仕事ができない残りもの!?

私はそうなりたくない!

また、時折取引先で、
うちの会社の商品とは関係ないソフトの使い方で
若いというだけで聞かれることが多かった、

それについても、
前述の社長は、
「分かりませんって笑って誤魔化さず、
何のソフトか聞いておいて、
今は使えなくても、
帰ってからYouTubeで調べるとか、
色々やることはあるはずだ!
大学に行って勉強して会社に入ったんだろうが、
そして卒業の為の単位はとったかもしれんが、
何を見て、疑問を持って、取り掛かるという
勉強、吸収の仕方が全くできていない!」
とも言われたのだ。

「学ばないと、、、」

初めて思った。

だけど何から手をつけていいのか分からない?

結局、絵柄が多くてイラストの多い、
分かりやすそうなマニュアル本を買った。

そうして家路につく

何だか情けない。
自信が全くなくなってしまった

そこに、ふと気になる店がある。

「天然石の詩」

吸い込まれるように
店内に入って行った。

店主、
「いらっしゃい」

ここはなんのお店ですか?

見たらわかる通り、天然石のお店だよ。
天然石って言っても加工したものもあるけど、
まぁ、鉱物、ミネラルだわな。

ミネラル?

そう、ミネラル。

ミネラルって身体にも良さそうなあのミネラル?

うん、身体にいいわけじゃないけど、
ここにあるのは心に良いかも知れんわな。

心か、、、

どうしたんじゃ、

今回の事を話す女。

じゃぁ、これはどうじゃ?
箱を出す店主

ただし、開けてはならないのが条件。
あんたが、一人になって、
心を落ち着けて素直に聞ける体勢になったら開けなさい。
価格は5,000円。

えっ、中身がわからないのに、
買うなんて出来ません!

そうだな、
じゃぁ、押し売りはしないよ。

あまりの潔さに女は
やっぱり買います!

箱を持って家に帰る。
勉強しないと、という気持ちが強く、
本を読みながら寝入る女。

翌日は休み。
箱を思い出す。

バカなものを買ってしまったと後悔半分。
また、本を読む。
全く頭に入らない。
そのうち、うとうととする女。

ふと夢に鷹が現れた。
白日夢だ。

鷹は「行くぞ!」と言い、背中に乗るよう促す。

鷹は燦々と降り注ぐ光の中飛び立った。

鷹は街を眼下に飛ぶ。

ビルに設置された大きな画面に映るニュース、
政治家のゴシップが流れている

あれが見えるか?

はい。

歩きながら見ている人たちがいるだろ、

はい、

あれは見ているんじゃない。
見させられてるんだ。

えっ?

本当に必要な見るのは、
そのずっと向こう。
自分から探さないと見えないところに本当の大事なことがある

お前は、昨日本屋で本を買ったな

はい。

その本はどんなところにあった。

えーっ、
本屋の入り口近くの、
情報誌とか趣味の本の並びの、

そうだろ。
それはあの画面のようなものだ。
一番分かりやすいところにあるものは、
考えの浅い初心者が探す場所だ。
つまり 分母が多いから、そういう場所に並ぶんだ。

だったら中級者、上級者の人が見る本は、、、、?
んーっ、もっと奥の専門書のコーナー?

そうだ、
本屋でさえも、そういう構造になってるんだ。

た、確かに、
入り口近くの棚は漫画や雑誌、
そして、専門誌や字が多い本は奥にあるわ!

商売だからな、
売れる売れないで物事が決まるんだ。

テレビにしても、
近づいてくる人の誘いの言葉、
お前の会社の上司の対応にしても、
全て君のためなどではなく、
相手の都合で構成されているんだ。
ネットの情報でもそうだぞ!
検索で調べて、上位に表示されるものが役に立つことももちろんあるが、
それに邪魔をされて、本当に為になる情報は探しにくくなってる側面もあるんだ。

そこで分かることは、
すぐに手に入る情報は当てにならないということだ、
近くにいる人に聞いてすぐ解決、なんてことはない。

君が何かの達人になりたいと願って、
その達人がいきなり現れることなどない。
達人に会えるくらいまで自分の理解度が上がらないと、
奥にある専門書を見てもわからないように、
延々と入門書を食い散らかすことになるんだ

その為には気付きだ。
気付いたら、すぐにその疑問点を書き留め、
それを放置せず、調べること、
その癖を付けるんだ。

この世に教えてくれる人が居ないからと
教えてもらう事を用意されるまで待ってはいけない。
知識と知恵に対して自分が空腹だと感じたら、
自分で餌を探すんだ。

そう考えると、毎日が狩猟なのだよ!
鷹の目で見て、
獲物を追って捕えるんだ!

ふと目が覚める。

手には石のアクセサリーが、
鷹の背中の感覚がまだ残っている。

「鷹さん、、、」

開けた覚えのない箱が空いている。
空いた箱の中に一枚の紙が
石の名前は「ホークスアイ」というらしい。

女は石を握りしめ
自分に起こる出来事から、しっかり察知する。
そして、行動する事を誓った。
その誓いはこれまでよりも一番強いものであった。

鷹は語りかける

鷹は2キロ先の獲物を見極めることが出来ます。
しかも、左目で全体像、右目でクローズアップで見るという
特殊能力があります。

私たちは、日々の生活に忙殺され、
見えているのに見えていない、
サインが出ているのに気づいていないという事があります。

疲れすぎているのか?
あえて見ないようにしているのか?

そのせいで本当に気付かなければいけないサインまで見過ごしてはいないか!
そして、起こってしまった後で、「何故気づかなかったのか!」
そんな後の祭りばかりでいいのか?

また、人から直接受け取る話も
ほとんど相手都合で解釈が変えられていたりするから、
気をつけろと鷹は言う

会社の上司、同僚、
学校の友達、先生、
そして家族でさえも、
自分都合で話をする。

しかもそれらが無意識だから要注意だ。
話を盛ってしまったり、
自分のミスを擁護する言い回し、
あなたも覚えがあるだろう。
お互い自分都合で発信するのだ。

ホークスアイは察知を促します。
見るべきものを見て、
その上気づきが重要なのだと、、、。
そして大事なのは
その気付きの後の実際の行動。
行動を起こすのはあなた次第だ!

ホークスアイが察知石と言われるのにはいくつかの理由があります。

  • 一見、真っ黒に見える石にブルーのシラーが見える。(よく見る事で模様が浮き上がる様子)よく見ないと分からない魅力のシラー。
  • キャッツアイ効果がある。角度を変えて見ると、キャッツアイが追いかけてくる。
    そのロックオンの個性が鷹と似ている。
  • キャッツアイが鷹の鋭い眼光を思わせる。
    ホークスアイが集中力や気づきを促すと言われる所以です。

こんな方に

  • 集中力が途切れる方
  • 単純なミスが続く方
  • 人が伝えてくれているサインに鈍感かな?と思う方

ホークスアイを時々見つめ、
物事を鷹の目で見ることを
忘れないようにしよう。
大事なことは見えづらいところにある。

ホークスアイ商品紹介
ホークスアイ商品紹介