インカローズ
インカローズは、その魅力的なピンク色が特徴の石で、
愛と情熱の象徴として広く知られています。
別名ロードクロサイトとも呼ばれます。
インカローズと呼ばれるのは、
南米での産出量が多く、
ペルーの古代文明インカ帝国にちなんでいます。
廉価なインカローズ
インカローズのピンクに
石英が入り込み、
縞が見られるものは比較的廉価な品質です。
これに黒い内包物などが見られると、
更に買いやすいクラスになります。
高品質インカローズ
高品質のものは、
透けるほどの半透明で
ピンク、もしくは赤に近いピンクのものになります。
非常に美しいのですが、
硬度が低いので、
扱いに注意しなければならないのが難点です。
オブシディアン
オブシディアンは火成岩の一種で、
高温のマグマが急速に冷却され固化したものです。
成分状は天然のガラスで、
人類が肉を切る刃物や武器として原始時代から重用していました。
色と種類
オブシディアンは一般的に黒色ですが、他の鉱物の微細な含有量により、ブラウン、グリーン、ブルー、レッド、ゴールドなどの色調を帯びることもあります。
またレインボーオブシディアンなどは、独特の模様や色彩を持っています。
スノーフレークオブシディアン
白い内包物が、
まるで雪のように見えることから
この名で呼ばれているオブシディアンです。
サファイア
サファイアは一般的に青色を思い浮かべますが、
実はさまざまな色のサファイアがあります。
これは、コランダムに混ざる他の元素によるもので、
鉄とチタンが混ざると青色に、
クロムが混ざるとピンク色になります。
黄色、緑色、紫色、透明なサファイアも存在します。
ただし、赤色のコランダムはルビーと呼ばれ、
サファイアとは別の宝石として扱われます。
廉価なサファイア
サファイアの価値はその色、透明度、大きさ、カットによって大きく変わります。
透明感あるものは宝石扱いされ、
ここで紹介する手作りアクセサリーの素材になることはありません。
画像のようなサファイアが
通常扱われる素材としてのサファイアです。
スギライト
スギライトは世界三大ヒーリングストーンなどと、
呼ばれ方をしていますが、
その石の中で一番手に入りにくいのがこの「スギライト」です。
また価格も大変高価です。
色と種類
スギライトはパープルからピンク、ブラック、ブルー、ブラウンまで、
色んな色彩を持っています。
最もポピュラーなのが、深い紫色のスギライトです。
そして、ピンクがかったものや、
明るい紫は値段が高くなっていく傾向にあります。
ピンクスギライト
ピンクスギライトは、
明るいパープルとも言える色合いです。
ブルースギライト
大玉スギライト
スギライトは大きいものは貴重です。
画像の18ミリのブレスレットで
軽自動車並みの価格になります。
スギライトの価値はその色、大きさ、によって決まります。
特に深い紫色のスギライトは非常に希少であり、高価格になります。
セラフィナイト
セラフィナイトは、深い緑色の中に、白い輝きを持っており、
まるで天使の羽のような模様が特徴的なことから
大天使セラフィムに因んだ名前で呼ばれています。
高品質のセラフィナイトは、
白い内包物が柔らかい羽毛のように見え、キラキラと反射します。
ドゥルジーアゲート
ドゥルジーアゲートは、
一般的なアゲートとは異なり、内部に水晶の結晶を含むことで知られる美しい鉱物です。
外観と色彩:ドゥルジーアゲートはその内部に微細な水晶結晶が形成される特徴があり、
これらの結晶がキラキラしており、神秘的な雰囲気を醸し出します。
ドゥルジーは、
アゲートだけでなく、他の鉱物にも見られる現象になります。
このため、「ドゥルジーアゲート」と呼ばれます。
パイライト
パイライトの特徴的な黄金色は、
光を反射するその金属質の輝きから生じます。
この鉱物は通常、立方体の形状をしており、その個性的な輝きとともに一目で識別出来ます。
研磨されたパイライトルース
研磨されたパイライトは、
鈍い鉛色をしています。
そして、手に持つとそのほかの天然石に比べてずっしりと重い感じがします。
パイライトは単体ルースで見ることよりも、
ラピスラズリや水晶の内包物として目に触れることが多いかもしれません。
ジャスパーなどにも見られることがあるので、
パイライトを単体で知っておくのは良いかもしれませんね。
フローライト
フローライトは、その美しいカラーバリエーションで知られる鉱物です。
以下はフローライトの様々なバリエーションです。
レインボーフローライト
フローライトは、
パープル、ブルー、グリーン、イエロー、クリアと様々な色合いのフローライトがあります。
それぞれ単体の色合いのフローライト、
そして2色以上が見られるバイカラーのフローライトがございますが、
全ての色が揃っているものを
レーンボーフローライトと呼んでいます。
オーロラフローライト
フローライトの中でも、
濃いコバルトブルーのフローライトの中に、
明るいグリーンのグラデーションが見られるフローライトを
オーロラフローライトと呼びます。
実際、北極圏でオーロラを見るような美しさを見せてくれます。
フローライトは様々な色が混じり合って構成されているので、
透明感、色合いの他に、模様を楽しみたいですね。
ヘマタイト
ヘマタイトも重厚な金属質の鉱物で、
鉄そのものといった雰囲気です。
パイライトと同様に
単体でアクセサリーに使用することは少ないかもしれませんが、
水晶やタイガーアイ、ジャスパーに内包されていることが多いので、
よく観察しておくと良いでしょう。
次はフォッシルコーラルです。