2023年12月で、55歳を迎えるハゲオヤジです。
しかし内面はクリエイター志向で、
ロマンティックな乙女心も持ち合わせながらも、
顕在化するエネルギーに溢れる為、我が強い。
最近思うのは、
「我(が)」というのは人と接しているから発動するのであって、
自然と触れ合っている時はむしろ謙虚な自分に気が付きました。
この我の強さは他人に対して出るのも厄介ですが、
一番問題なのは家族に対しても出てしまう事です。
子供達が小さかった頃はまだ良かったのですが、
家族がそれぞれ独自の世界観を築き始めた今となっては、
ただ鬱陶しいだけです。
さて、そんな訳で私自身も世界観を再構築する為に
生き方をアップデートする事にしました。
その名も「タンポポ生活」です。
自己紹介
改めて、エルトンと申します。
私のキャリアは多岐にわたり、
東映のキャラクターショー演者から、
天然石販売やアクセサリー作家、
高速道路の土木作業員、
古紙回収などのリサイクル業の肉体労働から、
その後、テレビ番組制作会社でAD、
コマーシャルフォトスタジオの助手を経て、
カメラマンとして就職、そこで最先端のデジタル画像撮影処理を学び独立、
ゲーム「バイオハザード」のデジタルテクスチャー撮影やデータ処理、
雑誌・新聞記者をしながら起業して、
イベント企画、運営、
小売店舗経営、飲食店経営をやってきました。
そうして現在、
子供たちが成年を迎える中で、
私の価値観や生き方は大きく変わりつつあります。
これまで幾つかの分岐点がございましたが、
その都度、私自身の名前に対する独特の見解や、
幼少期の困難な体験が、私を強くし、
現在の自分を形成する要因となっています。
これらの経験と感じたことを背景に、
ミッドエイジクライシスと言われる時期を迎え、
新たな人生の旅を始めようと思っています。
それがタンポポ生活です。
この生活の途中で発見や思いを、
皆さんと共有していきたいと心から思っています。
これをまずは簡単な自己紹介とさせていただきます。
ミッドエイジクライシス=思秋期について
ミッドエイジクライシスとは、
中年期の危機と呼ばれる、
心が不安定になる時期のことです。
多くの情報でこのミッドエイジクライシスはネガテイブで
自殺や蒸発のきっかけになるような心の病と捉えられていますが、
思春期の続編としての「思秋期」と捉えることもできます。
この「思秋期」は、
捉えようによっては、輝ける青春、いや赤秋(こんな言葉はないですよね、笑)の
美しき時期だと思うのです。
そう、迷いの多かった青春時代が
今となっては未熟で苦しんでいたあの頃の自分を愛おしく思うように、
今の時期の自分も
歳を重ねた未来の私からすれば、
いずれは愛おしく思えるはずであろう、、、
しかし、それも必死にもがき頑張るからそう思えるに違いないのです。
この老いていく間で心の揺れ動きや価値観の変化。
これも一種の成熟の過程。
自己再発見の時期とも捉えられます。
ポジティブに捉えて、精一杯頑張ってみよう!
さぁ共に、この期間の奥深さや魅力を探りませんか?
そして是非「思秋期」を謳歌しましょう!
55歳を迎える今、感じる変化や課題
自身の経験。55歳を迎えるにあたって感じた変化や課題。
「55歳。」
一度、深呼吸をして、その数字を実感してみました。
あと5年で還暦。
現代の60歳は新しい50歳とも言われ、
確かに一昔前の60歳と比べると総じて見た目も体力も若々しい感じがします。
でも、私は胸の奥で、若者とのギャップを明らかに感じています。
頑張ろう、鍛えよう!と私自身頑張る事があります。
しかし、時折テレビやネットで、
ますます元気!と得意げに語る同世代の姿を客観的に目にすると、
彼らは一体何をアピールししたいのか?と思わず考え込んでしまいます。
彼らは若さを追い求めているのか、、、
それとも現実に向き合わず、実年齢を隠しそうとしているのか、、、
そう考えると、
年齢を隠すことは、本当の自分自身に向き合わずに逃げる事、
そして、自分にも他人にも隠すことではあるまいか?
私は自分の年齢を受け入れ、
それを誇りに感じることを選びます。
若さをアピールすることはなく、自分と真剣に向き合う。
「これが私の55歳のスタンスです!」
そう考えるようになりました。
家族や仕事、日常生活での様々な経験や思い。
私には妻と子供3人がいます。
一番下の娘がもうすぐ二十歳を迎えます。
多くの家庭がそうであるように、
子供が成人すると、ガラリと環境が変わります。
子供達と過ごした日々はもう戻りません。
まだ、一緒に出掛けたいという気持ちはあるのですが、
全員が揃って2、3泊の旅行に行くなど、
なかなか難しいのが現状です。
これからは、
子供達が子育て期という素晴らしい時間をくれたことを感謝しつつ、
将来の幸せを静かに見守るというのが、
私の親としての役目です。
また、妻に対してもそうです。
もう少し、時間が経って、
お互い支え合わなくなるまでは、
友人との付き合いの方が本音で付き合え楽しいでしょうし、
肩が凝らないはずでしょう。
私は、家計に迷惑を掛けないようにして、
一人時間を楽しむ。
そして時々、
家族一緒に古い友人の集いのように食事をする。
お互いの距離感を尊重し、
こちらからは立ち入らない、
これが一番の家族孝行だと思えるようになりました。
そこに辿り着くまで、、、
私は幼少の頃、家庭環境が複雑で、
親との関係が難しかった経験から、
自分の家庭を持つ際の理想として、
家族とのコミュニケーションを大切にしたいと願ってきました。
そして、実際家庭を持って、
家庭内のコミュニケーションは
さほど悪いものではないと思っていました。
しかし、子供たちが成長するにつれて、
家族それぞれの価値観や興味が変わっていくのを知ることになります。
更に彼らが中学や高校に進学すると、
彼らの世界はさらに広がり、
家族としての時間よりも友人との時間を大切にするようになり、
時には家族としての関係が希薄になることもあり、
私はその変化に戸惑うこともありました。
そんな中で、
私は子供たちのプライバシーや自立心を尊重することの大切さを悟りました。
もちろん、親としての心配や不安がなくなることはありませんでした。
しかし、子供たちは自発的に自分の道を探しているのだと思い、
自分を納得させることが出来ました。
結果として、
私の家族は関係性を次の段階に押し上げることが出来たのではないかと考えています。
それは、各々の世界観を再評価し、新しい絆を築くステージです。
家族としてのコミュニケーションを大切にすることは変わりませんが、
その形や方法は時とともに変わるものだし、
変化を受け入れ、柔軟に対応することが、
真の家族の絆を深める事と辿り着いたのです。
タンポポ生活へ
何故、タンポポ生活なのか? その思いと背景、、、
なぜ移動生活を選ぶのか?
私は現在、「自分育てのカレンダー」を執筆中です。
この作品は約5年かけておりますが、
まだ完成していません。
その内容は、私の仮説から派生してます。
その仮説とは、人間は動物であるとともに植物の側面も持っており、
動物の側面で肉体保持と世の中のつながりを保ちながら、
植物的側面で想像力や経験を積み上げて、
誰かに喜んでもらう「果実」のようなものを
実らせる存在なのでは?と考えてきました。
つまり、人間は植物と動物のハイブリットではないかと思うのです。
その両方の面を
うまくバランス取って、
自分の頂いた才能を伸ばして、
自分だけの果実を実らせる。
その目安になるのが「自分育てのカレンダー」という訳です。
自分育てのカレンダーは、
一年周期ですが、
実りになるまでは個人差があります。
「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十五年」と柚子農家の方に教わりましたが、
人間も人によって、実がつく時間が違うのです。
そんな訳でこの「自分育てのカレンダー」を仕上げていく上で、
より濃厚なものとして熟成させるため、
自然から色んなものを学び、吸収したいと考えています。
「自分育てのカレンダー」は
二十四節気・七十二候に基づいた精神成長のカレンダーです。
実際は農業のための季節を知る暦だったようですが、
これを人の精神成長を促すサイクルカレンダーに昇華させたいのです。
そして、最終的には
「日本昔話タロット」の続編のようなカードを作りたいのです。
その為には、
四季と共に日本国中の自然のサイクルを感じながら、
タンポポ生活することを決意したのです。
日本の四季を満喫する具体的な計画や意気込み。
日本の四季を楽しむ上で、
二十四節気・七十二候に想いを巡らすと、
登場する言葉の中に、
五感で感じるすべてものが登場します。
- 「触覚」・・・寒い、暑い、涼しいなど肌で感じる
- 「視覚」・・・虹や霞、霧など自然現象を目で楽しむ
- 「聴覚」・・・虫や鳥の声に耳を傾ける
- 「嗅覚」・・・花や果実の香りを感じる
- 「味覚」・・・山菜、魚、果実の旬を味わう
冬至の最も短い昼の寒さ、
桃の花の笑う様子、
初夏の新緑の薫、
月夜の神聖なコオロギの声、
タワワに実った柚子の酸っぱさ、
これらを実際に五感で感じることで、
全身で四季を取り込み調和したいのです。
タンポポ生活から得られるであろう経験や、提供価値について。
春は桜前線と主に北上し、
豊かな新緑の山々の息吹を感じる。
時には防波堤でぼんやり釣りをして、
釣れた魚を美味しくいただく。
出会った人や自然から頂いたインスピレーションを頼りに、
その都度思い付いたところを目指す。
時には北海道から九州、
沖縄から佐渡島、
時間に囚われず目指すことで、
私自身がタンポポの綿毛のように、
自由に風のままに、
そうして自分自身の実りを紡ぐ、、、
そんな経験に現時点で、
「こんな価値がある!」とは言えません。
ただ、ここでいう提供価値とは、
誰にでもすぐに分かるモノではなく、
恐らく失敗に見えるような行いや経験の
まだまだずっと、もっと先にあると思うのです。
そんな経験や学びから、
もしも誰かに小さな喜びが生まれたとしたら、、、
とは言え、格好つけずに、
タンポポ生活を楽しめたらと思ってます。
同世代へのメッセージ
思秋期の方々が抱える共通の悩みや問題点。
私たちの世代は、
学業優先の十代を過ごし、
少しでも大きな会社に入社すれば安泰と、
常に競争をしてきました。
テレビやネットによる情報過多の時代。
私たちの多くは行動に移す前から何が得策かを検討し、
常に最適な選択を求めてやってきました。
しかし、それらはその時点で上手くいくように情報操作されていたと言っても過言でなく、
失敗したくないというプレッシャーが優先し、
自分自身の目的、やり甲斐には目を向けず、
自分の道を見失う事もしばしばでした。
このような時代でありながら、
この年まで、何とか生き長らえてきました。
思秋期の今、立ち止まって頭によぎるのはこんなことではないでしょうか?
- アイデンティティの探求
- 家族との関わり方
- 社会との関わり方(今後の仕事の選択)
- 過多な情報に惑わされない
- 人・モノの整理整頓
- メンタルヘルスの管理
- ライフスタイルの選択
私たち一人一人が持っている独自の価値や感性を信じ、
自分らしい生き方を模索する勇気を持ちましょう。
私の経験や学びは一種の「果実」です。
皆さんの参考になりましたら幸いです。
まとめ
今回のタンポポ生活に当たって、
2023年10月16日、
家族との思い出の車を手放すことになりました。(これを書いているのは2023年8月)
その車は15年間大事に乗り、家族旅行はもちろん、
子供3人が高校生活で校内で怪我や体調不良で迎えに行った記憶など、
たくさん思い出の詰まった車です。
しかし、次のステージの為にも
もう家族5人で乗ることは考えずに、
年齢と行動に合った軽自動車に買い替えるのです。
タンポポ生活には必要なものが炊事道具や寝具、その他諸々ございます。
色々出費がかさみます。
先述の車買い替えの為に、
銀行でローンを組もうと試みましたが、
残念ながら断られました。😭
現在、私の収入源はアクセサリーの資材と私の作ったアクセサリー販売です。
これが大切な活動費になります。
したがって、この販売を続けながらタンポポ生活に入ります。
また、現在販売している商品、資材は
インドをはじめ、東南アジア、北米、南米から直接買い付けたものになります。
その為年に数回、自宅に戻り海外へと向かう事になります。
これまでの運営で特に問題もなかったので、
タンポポ生活をしながらのネットショップ運営は
私にとって大変な冒険になります。
何故なら、ネットショップ運営には意外に必要なものがたくさんあるからです。
しかし、何事もチャレンジ!
困難はあっても、これまでと同じようにショップ運営を続け、
お客様に素晴らしい天然石資材を販売できるように頑張る事を誓います!
活動の一環として、
出向いた先でワークショップや、
フリーマーケットのような販売ができないかと考えています。
移動先でその都度インスタやyoutubeなどのSNSで発信致しますので、
もし、店舗運営や文化教室をされている方など、
ご興味ある方がおられましたら協力し合えるといいですね!
一期一会。
私の活動や商品をサポートしてくださる皆様に心より感謝を申し上げます。
一緒にこの冒険を楽しみましょう!