目次
- Sailsって、どんな歌?
- Sails オリジナル歌詞
- 帆船 日本語意訳
- 帆船 解説
Sailsってどんな歌?
この歌は、
いつか日の目を見ることを夢見て
チャンスを伺うエルトンとバーニーの若き日々を歌った作品だよ!
売れる前の意気込みソングね!
じゃぁ、どんな内容か教えて!
エルトンにも下積みはあった
食べていくのにも大変だったが、
しっかりチャンスを伺っていた
ピンハネやインチキ野郎にもめげず
夢を追いかける人へのメッセージソング
Sails オリジナル歌詞
I viewed in my presence
My hand on my forehead
And sighting the liners
Of mad merchant seamen
In search of the living
Or the spices of China
Lucy walked gently
Between the damp barrels
And shut out my eyes
With the width of her fingers
Said she’d guessed the number
Of bales in the back room
While the seagulls were screaming
Lucy was eating
Then we hauled up our colours
The way the mother had told us
And together we just watched the sails
(Repeate)
Lucy I said
In a passage of cotton kegs
Can we hold hands
I’m sure that it’s warmer
Then the gulls ate the crumbs
Of Lucy’s sandwich
While the seagulls were screaming
Lucy was eating
Then we hauled up our colours
The way the mother had told us
And together we just watched the sails
Sails (日本語意訳)
私は額に手を当てて
目の前の光景を眺めました
見えるのは野蛮な商人と船乗りたちの一行
生活の場を求めて、
あるいは中国のスパイスを売りに
ルーシーはしけった樽と
目を瞑る私との間を優雅に歩き
指いっぱいを使って
バックヤードの積荷の数が分かったと
ルーシーが言った
カモメが鳴いている間、
ルーシーは食いつないでいた
そうして私たちの生き方が変わっていった
これは母が私たちに言ったやり方
ただ私たちは二人一緒に風を見ていた
カモメが鳴いている間、
ルーシーは食いつないでいた
そうして私たちの生き方が変わっていった
これは母が私たちに言ったやり方
ただ私たちは二人一緒に風を見ていた
ルーシー!私は声をかける
先の見えない道すがら
「手を繋いでも良いかい?」
「もちろんだよ、暖かくなってきたね」
するとカモメが
ルーシーのサンドイッチのパン屑を食べちゃった
カモメが鳴いている間、
ルーシーは食いつないでいた
そうして私たちの生き方が変わっていった
これは母が私たちに言ったやり方
ただ私たちは二人一緒に
風を見ていた
Sails 解説
深いですなぁ、
この歌はエルトンとバーニーの下積みの話
彼らは先の見えない状態で
まず食べていく事、
そして、売れたいと願っていた
それを俯瞰的に見ているシーンが冒頭の
額に手を当てて「何だろう?」と見ているシーン
何だか分からない一行、
つまりバンドのツアーを表現している
Lucyはレジーでエルトンの事
週に7ポンドという安いギャラで食い繋ぎながら
何だか手応えを感じている
それがバックヤードの荷物の数を把握したくだり
「彼女の指で」というのがエルトンのピアノの腕前を表しているようで面白い。
そうして食いつないでる間、
売れるためのタイミング
つまり風向きを二人で探っている様子となっている
ルーシー、
つまりレジー!
「手を繋いでも良いかい?」
二人の結束を確かめたいバーニー
「もちろんだよ」!のエルトン
手を繋ごう、、、はバーニーからエルトンへの最高の愛の表現
そしてエルトンのサンドイッチをつまみ食いするgulls
gullsはスラングでマヌケやバカという意味に用いられるから
エルトンのマネージメントでピンハネする者を指しているのだろう
また、エルトンとバーニーの作品は出来はいいけど
「エルトンのルックスがなぁ、」と当時言われており
楽曲提供、つまり裏方の仕事が多かった。
その為、バーニーは誰もが簡単に歌いこなせないように
エルトンへ提供する詩の内容をわざと難解にしたと後に語っている
エルトン、バーニーの作品の世界観はまるで聞く絵本のようだ。
細かな説明じみた言葉がなく、
色んな解釈の仕方がある。それが作品の深さに繋がる。
バーニーは絵本作家という夢もあったから、こうした作りになっているのだろう。
また、バーニー自身、詩の内容をあまり語りたがらない。
(時々余計に難解になるようケムに巻くような発言がある。)
こういう視点を変えて見ることで
深い作品は色々とありますよね。
例えば映画の「となりのトトロ」
この映画、もう30年以上前の宮崎アニメ
子供の頃はメイちゃん目線で見ていたんですよね、
それがサツキちゃん目線になり、
成長するにつれて、
お父さん目線になり
おばあちゃん目線で見るようになる
メイちゃんの無事を祈って
「なんまいだ、なんまいだ」のおばあちゃんの姿見て、
泣けて泣けてしょうがないですもんね
脱線して何を言ってるのかわからなくなりましたが、
目線を変えて楽しめる奥の深さがバーニーの魅力
そしてそれを歌うエルトンの心を込めた歌声が堪らないんです
物語ある作品ね!
うん!
すぐには何を言ってるのか分からないけど、
彼らの活動の歴史と照らし合わせると面白いよね!
クリちゃん、よくそこまで感情移入できるわね!
、、、、