目次
- Tickingって、どんな歌?
- Tickingオリジナル歌詞
- ティッキング 母さんの言葉 日本語意訳
- ティッキング 母さんの言葉 解説
Tickingってどんな歌?
毒親の元に生まれてしまった不幸をつづった詩。
エルトン自身が愛のない家庭に育ち、自分が好きになれない境遇。
そのトラウマについて聞かされていたバーニーが
エルトンの別の人生とも思える内容。
チクタクチクタクというのが
いつ爆発するか分からない時限爆弾の時計の針のように心に刺さる
Ticking オリジナル歌詞
“An extremely quiet child” they called you in your school report
“He’s always taken interest in the subjects that he’s taught”
So what was it that brought the squad car screaming up your drive
To notify your parents of the manner in which you died
At St. Patricks every Sunday, Father Fletcher heard your sins
“Oh, he’s unconcerned with competition he never cares to win”
But blood stained a young hand that never held a gun
And his parents never thought of him as their troubled son
“Now you’ll never get to Heaven” Mama said
Remember Mama said
Ticking, ticking
“Grow up straight and true blue
Run along to bed”
Hear it, hear it, ticking, ticking
They had you holed up in a downtown bar screaming for a priest
Some gook said “His brain’s just snapped” then someone called the police
You’d knifed a Negro waiter who had tried to calm you down
Oh you’d pulled a gun and told them all to lay still on the ground
Promising to hurt no one, providing they were still
A young man tried to make a break, with tear-filled eyes you killed
That gun butt felt so smooth and warm cradled in your palm
Oh your childhood cried out in your head “they mean to do you harm”
“Don’t ever ride on the devil’s knee” Mama said
Remember mama said
Ticking, ticking
“Pay your penance well, my child
Fear where angels tread”
Hear it, hear it, ticking, ticking
Within an hour the news had reached the media machine
A male caucasian with a gun had gone berserk in Queens
The area had been sealed off, the kids sent home from school
Fourteen people lying dead in a bar they called the
Kicking MuleOh they pleaded to your sanity for the sake of those inside
“Throw out your gun, walk out slow just keep your hands held high”
But they pumped you full of rifle shells as you stepped out the door
Oh you danced in death like a marionette on the vengeance of the law
“You’ve slept too long in silence” Mama said
Remember Mama said
Ticking, ticking
“Crazy boy, you’ll only wind up with strange notions in your head”
Hear it, hear it, ticking, ticking
ティッキング (日本語意訳)
「きわめておとなしい子」
学校での報告書のまま、彼らは君を見ていた
彼は学校の勉強にいつも熱心
何かあったの?
パトカーのサイレン、君への胸騒ぎ
それは君が亡くなってしまった事を両親に知らせる為
毎日曜日、セント・パトリックスで
フレッチャー神父は君の懺悔を聞きました
彼は競争には無関心で
勝とうという気もない
しかし、銃を持ったことのない若い手が血に染まった
彼の両親も彼が問題のある子だとは思いもよらなかった
「 天国には絶対行けないわ!」ママは言った
ママの言葉を思い出す
チクタク チクタク
素直に育つのよ、しっかりまじめに
早く寝なさい
聞こえるよ
聞こえるんだ
チクタク チクタク
彼らはダウンタウンのバーで聖職者のことを声高に叫ぶ君を止めた
一部のグック((移民(主にフィリピン系)に対しての蔑視総称))が
「あいつの脳みそはイカレてるぜ」と言った後
誰かが警察を呼んだ
なだめようとした黒人のウエイターを
君は持っていたナイフで刺した
何てことだ!
君は銃を取りだし、
床にひれ伏すよう全員に言った
「変なマネをしなければ、誰も傷つけないと約束する」
この騒ぎを終わらせようとした若者を
君は涙目になりながら撃ち殺した
その銃尻に君の手のひらに滑らかさと
遠き幼少時代を思い出させた
幼少期のトラウマは
君の頭の中で「あいつらは社会の毒だ!」と叫び続ける
「悪魔に魂を売るな!」ママは言いました
思い出すママの言葉
チクタクチクタク
「しっかり償いなさい」マイチャイルド
天使の足音、恐怖におののく
聞こえるよ
聞こえるんだ
チクタク チクタク
一時間も経たないうちにニュース速報が流れた
白人男性がクイーンズで銃乱射
エリアは封鎖され
子供たちは学校から家に帰された
キッキングミュールというバーで
横たわる14人の死体
あぁ、
彼らはまだ残っている人たちの為にも
君に冷静になるよう説得しました
「銃を捨て、手を高く上げたままゆっくり出てくるんだ!」
しかしあなたがドアから出ると
彼らはライフルの砲弾をこれでもかというほど浴びせた
あぁ、君は法の報復により
まるで操り人形のように死の舞を踊った
「あなたは静寂の長すぎる眠りについたのね」ママは言った
思い出すママの言葉
チクタクチクタク
「変な子、そのうち頭がイカレテしまうんじゃない、、、」
聞こえるよ
聞こえるんだ
チクタク チクタク
Ticking 解説
毒親を持ってしまったというか
毒親の元に生まれてしまった不幸をつづった詩
バーニーがアメリカの銃乱射事件からヒントを得て書いた詩と語っているが、
エルトン自身も毒親に育てられた経験から、
ある意味他人事ではない作品。
エルトンもの自分が好きになれないナイーブで複雑な内面を持ち、
そのトラウマについて聞かされていたバーニーが
もしかしたら狂って人を殺しててもおかしくない!
というようなエルトンの浮き沈みの激しさを表したように感じる。
彼らの作品が心に刺さるのは
作られた世界観だけでなく、
そんな実体験が背景にあるからではないだろうか、、、
チクタクチクタクというのが
いつ爆発するか分からない時限爆弾の時計の針のように
心に刺さる