「あの夏の4800km ─ 16歳と56歳の僕が語り合う旅の記録」
俺(56歳):さて、開けるか。
僕(16歳):何を?
俺:旅のタイムカプセル だよ。40年前、お前が走り抜けた4800kmの記憶をな。
僕:……え、そんなもん埋めたっけ?
俺:心の奥底にな。ほら、今こそ掘り起こそうぜ。
僕:ほなスコップ貸してや。
1984年 旅のきっかけ
俺:そもそも、なんで日本を縦断しようと思ったんや?
僕:うーん……海外に行きたかったんよな。世界一周とか夢見てた。映画とか写真とか、カッコええことやりたくて。
俺:めっちゃ漠然としてるやん。
僕:せやねん。でもとにかく「広い世界へ!」って憧れがあった。
俺:で、高校の先生に「海外に行く前に日本を知らなアカン」って言われたんやろ?
僕:そうそう。「日本を知らんで海外行っても、ただの薄っぺらい観光客やで」って言われてな。
俺:その言葉がグサッと刺さったと。
僕:なんか悔しくてな。確かに日本を知らんまま海外行くのもアカンよなって思って、「じゃあ、日本一周してから世界に出たる!」 って決めたんや。
俺:その決意が1984年の秋。そして翌年の夏に向けて、まずは 片道15kmの自転車通学 を始めた、と。
僕:往復30kmやで。毎日やで。アホみたいにしんどかった けど、「これくらいできんかったら日本縦断なんてムリやろ」って思ってな。
俺:いや、その根性すごいわ。毎日2時間以上こぎ続けるって、普通の高校生はやらんで。
僕:でもやったんや。そんくらい本気やったからな!
【2025年、再び旅の扉を開く】
俺:それから40年。今の俺がこうして過去を振り返ってるわけやけど……当時の記録がちゃんと残ってるんよな。
僕:あの600枚の原稿用紙の本 やろ? 卒業論文の代わりに書いたやつ。
俺:そう。あの旅のすべてが詰まった宝物や。そこに書かれた**「16歳の俺のリアル」** を、56歳の俺がもう一度旅しながら振り返る。
僕:え、また旅するん?
俺:するぞ。今度は車でな!
僕:……え、ママチャリちゃうんかい!?
俺:アホか。56歳でママチャリで日本縦断したら、膝と腰が爆発するわ!
僕:根性どこいったん!?
俺:まあまあ。でもな、今回は単なる思い出巡りやない。40年の変化を見届ける旅や。景色はどう変わったのか、人々の旅のスタイルはどう変わったのか。そして……俺自身、どう変わったのか。
僕:ほな、またブログに書いていくんやな?
俺:そうや。そして全部まとめたら、電子書籍にして、YouTubeでも動画で配信する。
僕:おお、ええやん! そんで映画化も狙うんやろ?
俺:当然や。「1985年の俺と2025年の俺、二人の僕の対話」 を形にするんや。
僕:よっしゃ、やったるで!
俺:おう、まずは旅の始まりや。40年ぶりにタイムカプセルを開けるぞ!
【まとめ】 16歳の僕と56歳の俺の反省会
僕:俺、意外と計画的やったんやな……。
俺:せやな。1年前から準備しとったとは思えんほど、旅の途中は無茶ばっかしてたけどな。
僕:え、そんなアホなことしてたん?
俺:初日からパンクして迷子なったしな。
僕:……マジか。
俺:まあ、それは次回「#1 初日から地獄。パンクと迷子生み妖怪、守銭奴山姥」で語るわ。
僕:出た、いきなり妖怪。
俺:40年ぶりに旅の扉を開けたら、そこは地獄やった……って話や。
僕:やっぱワクワクするな!
【読者の皆さんへ】
・あなたがタイムカプセルを開けるとしたら、どんな思い出が詰まっていますか?
・もし過去の自分にアドバイスできるなら、何を伝えたいですか?
コメントでぜひ教えてください!😊
【次回予告】
「#1 初日から地獄。パンクと迷子生み妖怪、守銭奴山姥」
旅の幕開けは、想像を絶するトラブルから始まった……!
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